【東欧旅行6】 ドブロブニク旧市街1日満喫しすぎる [旅行記]
【東欧旅行5】 念願のドブロブニクは快晴 [旅行記]
【東欧旅行4】 ドタ立ち寄りのメルクと洗練されたウィーン市内観光 [旅行記]
ザルツブルグの町ともお別れ。ザルツブルグ界隈には自然豊かな観光地がまだ沢山あるのだが、そろそろウィーンに戻らないといけない。昨晩は雨天で観光ができず、早く寝たので、今日は予定よりも早く起き、早朝にザルツブルグを発つことにした。午前中、予定よりも時間ができたので、ウィーンに行く前にメルクという町に立ち寄ることにした。なんでもこのメルクには巨大な修道院があるらしく、ぜひ見てみたい。昨晩、急遽電車の時刻などを調べ計画したのだった。今日はウィーンに向けて大きな荷物があるのがネックだったが、ネット情報によるとメルク駅にコインロッカーがあるとのことなので、そこが空いていることにかけることにした。
5時代にホテルを出発したのでホテルの朝食は食べられず。まぁ昨日食べたところ、安っちくて美味しくないパンだけだったので、まぁ良い。ザルツブルグ駅のパン屋でパニーノを購入し電車の中で食べることにした。
朝早くて電車がすいている。St Polten駅で特急から在来線の支線に乗り換える。20分弱電車に乗り、メルク駅に到着。電車の中からも高台の上に聳え立つとても大きな修道院が見えた。
コインロッカー、空いていた。海外でコインロッカーを使うのは初めてだ。鍵ではなく、暗証番号で管理するシステムのようだ。オーストリアなので、コインロッカーが破壊されて強奪されるリスクは低いが、コインロッカーが故障して取り出せなくなるというリスクは少なからずある気がしてちょっとためらう。重い荷物を引っ張りながら高台に上るのは無理なので、観念して預けてみる。
駅を出ると正面に修道院。修道院の場所は分かったが、入口が分からないので、待ちの人に尋ねて教えてもらう。
入口は東側(向かって右側)にある。でっかい建物なのに、修道院に向かう道は狭かった。開館前の9時前に着いたが、チケットを買ったら入れというので、入れてもらう。誰もいない。静かな空間の中、修道院を見学する。資料館はあんまり興味がなかったので流す。
修道院から眺めるメルクの街並み。ザルツブルグとはまた雰囲気が違って、良い感じ。
北側に流れているのはドナウ川。せっかく来たのだから後で見に行くことにする。修道院の中で一番見応えがあったのは図書館。RPGの世界のように円柱型に本棚が並び、屋根までぎっしり書物が詰められている様は圧巻だったが、撮影禁止だったので写真は撮れず。これを見るだけでもメルクに行く価値ありだと思う。修道院の礼拝所も非常に素晴らしかった。人が誰もいないのも良かった。(やっぱり開館前なのでは・・・)
修道院を満喫した後は、ドナウ川を見に行ってみる。歩くと意外に遠く、修道院から1kmくらいあっただろうか。修道院から川までは林になっていて、地元の方がランニングなどをしていた。
ドナウ川は大河だった。遊覧船も超ビッグ。朝早いので観光客は誰もいなかった。遮られずに風が吹き抜けるのでドナウ川沿いは劇寒だったが、ちょっと散歩をして駅に戻る。コインロッカーは無事に開いた。10:29の電車を待つ。やってきたのは、なんと1両の電車。(機関車かも)
そのため電車がとても混んでいる。大きなスーツケース持参で申し訳ない。乗ると、おじいさんに邪魔だから網棚に上げろといわれる。いやいや、20kgくらいあるので無理ですよと言うと、一緒に上げようというので、お言葉に甘えて手伝ってもらう。しかし、相手はおじいさん。手伝い力ほぼゼロで、網棚に上げるのはとても大変だった。網棚壊れてもしりませんよ。おじいさん曰く、この電車はいつも1両で慢性的に混んでいるらしい。20分程度でSt Pollen駅に着いたのでおじいさんに再び手助けしてもらい(やっぱりパワー不足)スーツケースを下ろし、特急に乗り換え。Wien Meidlingでさらに乗り換えRennweg駅へ。1泊目のホテルであるEnziana Hotel Viennaに荷物を預けに向かう。一度泊まったホテルなので気持ちも楽だ。ウィーン市内観光に出る前に、昼ごはんを食べることに。ウィーン名物ウィンナーシュニッツェルを食べたい。日本語で言うと仔牛のカツレツ。ネット情報だと、このEnziana Hotel Viennaのカツレツの評価が高かったので食べてみた。安いバージョンと高いバージョンがあったが、せっかくなので高いバージョンを食べる。見た目に反してあっさりしているので、ペロッと食べることができた。付け合せで出てきたヨーグルトっぽいものとの相性は良くなかったが、塩コショウでいける。お腹が満たされたので、ウィーン市内観光に出発。
まずは天井画が有名なカールス教会へ。
教会自体は一般的なタイプのものだったが、なんと教会内に櫓が組まれていて、上って間近で天井画を見ることができるというシステム。
簡易式のエレベータ。追加料金がかかるか聞くと不要とのことだったので上ってみることにした。それにしても、工事現場のような軟弱な作りで、櫓がとても揺れるので高所恐怖症の私にとっては恐怖。エレベータ到着地点からさらに上に上ることができるのだが10人以上上ってはいけないと記載されている。
数えてみると10人をゆうに越えているが大丈夫だろうか。一応一番上まで上って天井画を堪能するが、足の振るえが続くので、そそくさと下りてきた。
カールス教会を外から見るとこんな感じ。どこかのTV局が取材をしていた。
初日にザッハートルテを食べた繁華街に行ってみると、さすがにお昼ということもあって人がたくさんいた。
ケルントナー通りにあるハイナーで再びチョコレートケーキに挑戦。なかなか注文を取りに来ずちょっとイライラ。
味自体はザッハーより良かったが、お店のサービスはあんまり良くなかった。
ウィーン観光名所として一番有名なシュテファン寺院に到着。ロケミツのブログ旅ヨーロッパ編のスタート地点でもある。
しかし、まさかの改装中で、外見は残念な感じに。逆側から撮影してごまかそう。
圧巻である。中はきれいという感じではなかったが、雰囲気はあって歴史を感じる。
展望台と思ってチケットを買ったところ、祭壇の近くまでいけるチケットだった。ミス。わざわざ近くにいかなくても十分に見えたので間違った買い物をしてしまった。今度はちゃんと展望台チケットか確認をして購入。3~4人しか乗れない小型のエレベータに乗り、屋上へ。
ウィーン市内が見渡せる。高層ビルなどはあまりない。
上から見るシュテファン寺院の壁面。芸術的だ。狭いので転落しないようにフェンスがしっかり築かれていて開放感はないが、せっかく来たなら上っておくことをおすすめしておく。シュテファン寺院からグラーペン通りを歩く。この通りは都会だ。
ペーター教会に行くと、ちょうど15時。パイプオルガンコンサートが開催されていた。ラッキー。30分ほど座って演奏を聴く。素晴らしい。
寛ぎタイムが終わった後、ミヒャエル教会を経て、王宮へ。王宮はいろいろ見るところがあるのだが、都度入館料がかかるので、見たいスポットを絞って見学。メルクでもとても良かった図書館に行くことにした。ここの図書館(国立図書館, ブルンクザール)も素晴らしく、見応え抜群。だいぶ歩きつかれたので椅子に座って長らく本棚を眺めていた。
夕方は王宮の庭園をプラプラ。モーツアルトの銅像なんかもある。
夜、ウィーン・ホーフブルグ・オーケストラを予約しているので、場所を確認する。ホーフブルグ宮殿内で開催される。自由席なので、オープンと同時に会場に入り、前の席を確保したい。しかし、入口がどこか全く分からない。警備員や警察に聞くもみんな、どこですかそれはという顔をする。人によって言う場所も違うので困る・・・。最も意見の多かった場所をチェック。行ってみたけれど、案内も出ていないし、何もない。会場時刻になると設営されるというので信じることにする。だいぶ足が疲れてきたが、市庁舎に向けて歩く。
市庁舎はイベントがあるらしく入場禁止になっていた。残念。さらに北上し、ヴォティーフ教会を見る。大きな教会だが、前面にどでかく洗剤のCMの幕が張られているのはいかがなものか。ステンドグラスがきれいな教会だった。
この時点で足が棒のようになってしまい、疲労もマックスになってしまった。歩くのもきついレベル。キオスクでチケットを買い、初めて路面電車に乗車。
ホテルの前を走っているトラム番号を記憶しておいて良かった。17:00頃にホテルに戻り、ちょっと疲れがひどく、若干吐き気がするので第一三共胃腸薬を飲んで、仮眠する。19:00に起きる。疲れが取れて、体調はかなり回復した。夕食を食べる気にはなれなかったので、そのままコンサートに直行。今度はタクシーで移動する。昼間何にもなかった場所が受付になっていた。日中も案内の看板くらい出しておいてくれたらよいのに。
王宮内でコンサートが開催。リッチな気分。幸いまだ前の方が空いていて、1番前とは言わないが、10列目くらいの席を確保することができた。
コンサート&オペラ、動画を含め写真撮影OKだし、曲によっては指揮者から合図があり客も手拍子をするという感じで、かなりフランクな演奏会であった。
右側のオペラの女性は高音とビブラートがすごく、聞き入ってしまった。一部笑いもある堅苦しくない演奏会で、大満足の90分間。コンサート終了が22:00なので、外に出てみるとすっかり深夜。オペラ座のイルミネーションが美しい。
帰りは節約のためタクシーを使わず、事前に買っておいたトラムチケットを用いて、ホテルへ。日が変わる前に就寝。
ウィーンを満喫し過ぎて後半はちょっと体調を崩してしまった。反省。無理は禁物ですな。
【東欧旅行3】 行きたかったハルシュタットの町へ [旅行記]
今日はザルツブルグから日帰りでハルシュタットにプチ旅行。以前、ロケミツで稲垣早希さんが尋ねていて、とってもきれいな湖畔の街だったので、いつか行ってみたいと思っていた場所である。
ザルツブルグ8:15発のポストバスでBad Ischlへ。バス乗車時間2時間のため、立ちはありえない。30分以上前にバス停に行き、割り込み名人の中国人に目を光らせるが、そこまでする必要はなかった。バス乗車時に切符を購入。€10.5なので、安い。
SalzburugからBad Ischlまではとってもきれいな湖畔が続いている。晴れたり曇ったりを繰り返すパッとしない天気。快晴だったらさぞかしきれいだろうに。
途中いくつかのバス停に停車したが、どこもかしこもきれいで、途中下車したい欲望に襲われる。我慢我慢。2時間弱でBad Ischlに到着した。ここからハルシュタット(Hallstatt)までは電車で移動。電車まで30分近くあるので、Bad Ischlの街を散策。温泉があるらしいのだが、見つけられなかった。きれいな街だが、街はひっそりしていてお店も空いていない。
プラプラしていたら、電車がやってきた。Wien→Zalzburgの路線と違ってザ・ローカル線。18切符の旅を連想させる旅情だ。
電車は1両あたり2,3人でとっても静か。電車は清流沿いを走り、日本にはない風景が続く。いいねぇ。
予定通り10:47にハルシュタット駅に到着する。駅は湖をはさんで町の反対側にあるので、駅から船で移動が必要。
電車を降りた人は全員船待ち。電車の時刻に合わせて船を運航しているらしく、ほどなく小型の船がやってきた。
船で10分程度。ハルシュタットの街が近づいてくる。ネット情報では、感動して涙が出た・・・と書いている人もいたが、そこまでは感動しなかった。感受性が乏しいのだろうか。船着場に着いたら、まずはハルシュタットの街並みがきれいに見える写真スポットに向かう。ちょっと雨も降ってきた。
御伽噺の町のようで、良い感じ。
ハルシュタットの中心であるマルクト広場。朝早いので、お店もあまり空いていない。
湖畔にはお洒落なカフェがあるが、寒いので誰もいない。
昼ごはんの前にカトリック教会を見学。普通の教会だったが、見所は納骨堂。納骨堂に入るのに€1.5必要だが、無数の骸骨が納められているらしいので、入ってみる。壁面いっぱいに納められた骸骨。これ、写真にとって良いものなのか受付の人に聞くと、OKOKというので撮影。(本当に良かったのだろうか・・・)
再びマルクト広場に戻り、昼ごはんを食べる場所を探すが、なかなか良いお店が見つからない。放浪して、ようやく良さげなお店を見つけたのだが、日本人ツアー客が入っていくのを見て興醒めしてしまい断念。お客が全然入っていないが、湖畔沿いにあるお店に一か八か入ってみることにした。湖畔沿いの机にしますかと問われるが、寒いので丁重にお断りし、室内の席を案内いただく。ハルシュタット名物のマスのグリルと、寒いけれどビールを注文。ハルシュタットの地ビールが置かれていなかったのは誤算。
てきとうに入ったにもかかわらず、このマスのグリルが美味しいのなんの。香草が良い感じにきいていてとっても美味しかった。ビールも進む。ハルシュタットビールだったらもっと良かったのだが・・・。
昼食後、外に出てみるとお土産物屋もOPENしていたので、いろいろ覗く。小さい木彫りのイノシシオブジェがかわいかったのだが、店員さんがいなかったので購入できず。妻がバスソルトに凝っているので、岩塩バスソルトを購入する。
ハルシュタット湖を南に歩き、ハルシュタット塩鉱に向かう。ちょっとした娯楽施設になっているよう。さっそく鉱山入坑申し込みを行う。日本語ガイドを借りることにしたが、代わりにパスポートを貸せと言う。パスポート預けるシステム、すごい嫌なのだが、抵抗できない雰囲気だったので観念して提出。オーストリアだから大丈夫だろう、きっと。
急勾配のケーブルカーに乗って、山を登っていく。
かなり高いところまで上ってきた。展望台も併設されており、ハルシュタットを上から眺めることができる。傾斜が急なので、空から眺めているような印象だ。
また少し雨がぱらついてきた。傘をさす。鉱山の入口はまだ先らしく、ここから1km弱上り坂を歩くはめに。途中にいろいろ炭鉱関連施設跡があるが、一見すると何か分からないので、まじめに日本語ガイドを聞く。岩塩の成り立ちや歴史を学ぶ。結構面白かった。炭鉱に入る際には専用の作業着(つなぎ)を着ないといけないシステム。肩掛けかばんを持っているので、ごわごわ。面白かったので、近くにいた人に写真を撮ってもらう。鉱山の中は、ガイドさんに連れられ20名程度のグループで進むシステム。最初は広い鉱山トンネルも、進むに連れてどんどん狭くなっていき、1人通るのがやっと。閉所恐怖症の人はダメでは・・・。鉱山の中はアトラクションチックになっていて、模型が出てきたり、映像コーナーがあったり、工夫されていた。中でも面白かったのは滑り台による直滑降。跨ぐタイプの木製の滑り台でいっきに滑り降りる。2箇所あり、2回目の方は結構長くて迫力満点だった。危険なので足でスピード調整してはいけないといわれる。めちゃめちゃ加速するので、怖いのなんの。
青信号が出たら1人ずつ滑る。滑っているところを写真撮影され、そのときの時速も計測される。ありえないスピードが出ている人もいた。
とにかく鉱山コースが長くて、全部で1時間30分くらいかかっただろうか。最後の方は、帰りの電車に間に合うだろうかと冷や冷やしてあまり話を聞いていなかった。
鉱山コース終了時にミニソルトを貰い、急いで下山。帰りのフェリーの時間がやばいのでダッシュである。パスポートは無事返していただき湖畔を爆走。湖畔で帰りの船の切符を落としてしまったのだが、中国人観光客が拾ってくれて、走る私を追いかけてきてくれた。優しいではないか。ありがとう。
行きに買えなかったイノシシオブジェを慌てて購入し(レジがもたもたしていたので、相当いらついていた)、乗船場に3分前にたどり着いた。危ない危ない・・・。なんとか予定通りの帰りの電車に間に合い、せわしい感じでハルシュタットとお別れすることになった。良い町でした。
ユーレイルパス(オーストリア国鉄乗り放題切符)があるので、帰りはバードイシュルからバスを使わず、電車でザルツブルグに帰ることにした。電車の場合はかなり大回りになるのだが、違う行程を使うと何か発見があるかもしれない。1時間30分ほど支線を乗り続け、Attnang Pucheim駅に向かう。18切符感バリバリのローカル線で、1車両に2,3人しかいない状態がずっと続いた。変わり映えしない景色だったが、オーストリアの田舎町をゆっくり電車が走り、なかなか趣き深い時間になった。Attnang Pucheim駅で乗り換え。ザルツブルグ行きの電車を待つ。時刻表で調べた時間より早い時間にザルツブルグ行の電車が来るのでラッキーと思ったが、なんとなく嫌な予感がして駅員に尋ねる。この電車は遠回りしてザルツブルグに行くらしく、乗るととんでもないことになっていた。危ない危ない、ちゃんと駅員に聞いたので救われた・・・。Attnang Pucheim駅からザルツブルグまで48分かかったが、なんとノンストップ。在来線なのに、6人席ずつ個室になっている電車だった。ガラガラだったので1部屋独占し、のんびりと。Attnang Pucheim駅の自販機で買った熊グミを食べてくつろいでいるとザルツブルグ駅に着いた。ホテルに戻り、夕食を食べに向かう。が、結構雨が降ってきたので、遠くのお店に行く気力は失せてしまい、ホテル近くで探すことに。カフェっぽいお店を見つけたので入ってみる。
カレーがあったので、サラダと共に注文。好きなものを取ってお会計をする食堂システムだった。IPAビールがあったので合格! サラダは、謎のドレッシングがかかっていて酸っぱすぎ。カレーは普通に美味しい、IPAは絶品。雨が降っているので、今日はおとなしくホテルに戻って就寝。
【東欧旅行2】 音楽の街ザルツブルグ [旅行記]
ウィーンはまた後日ゆっくり楽しむことにして、今日はザルツブルグへ移動。Renweg駅にみどりの窓口がないので、ユーレイルパス(ヨーロッパの国鉄乗り放題切符)の刻印ができない。無賃乗車と疑われたら嫌なので、乗り放題切符を持っているのにウィーン中央駅(Wien Hbf駅)まで切符を購入。さすがにウィーン中央駅には駅員がいるだろう。
Renweg駅から4分程でウィーン中央駅に到着。
7:00前なので発券窓口も閉まっている。ヤバイヤバイと焦る。大きな駅なのでとりあえず駅の中央に向かう。さすがに中央口の窓口は空いていて無事刻印していただいた。良かった良かった。
電車の中で朝ごはんを食べるためにパニーノとドーナツを購入。
ヨーロッパのパンはどれもこれもとっても美味しい。
7:30発のザルツブルグ方面に向かうRJ160に乗り込む。最新型の車両でとってもおしゃれ。
ユーレイルパスで乗ることができる車両がどれか分からないので駅員に聞こうとするが人が全然いない。とりあえず2等に乗り込む。Free sheetと書かれているので大丈夫だろうと思い、寛いで朝ごはんを食べていると、中国人カップルがやってきて「ここは私達の席」と言ってくる。Free sheetなのでは・・・。言い争うのも面倒なので他の席に移動する。
本当にfree sheetなのか・・・とちょっと不安になる。他の駅から乗り込んでくるお客を見ているとチケットと席番号を照合している感じはないので、free sheetだろう・・・きっと。日本の在来線快速よりもかなり早いスピードで走っていく。揺れも少なくとても快適。予定通り9:52にザルツブルグ駅(Salzburg Hbf)に到着。
思っていたより小さな駅だった。駅前も全然栄えていない。そして、冷蔵庫の中かと思うくらいに寒い・・・。
人もほとんどいなくてちょっと怖い。まずはホテルに荷物を預けに向かうが、駅から真逆に向かってしまう。なんでるるぶの地図、上が南なのだ。おかしくない?途中で出くわした人に道を聞いて良かった。
今日は終日ザルツブルグ市内の観光。小さな街なので、徒歩で観光。
まずはミラベル宮殿へ。綺麗な欧風庭園が広がっている。ホーエンザルツブルグ城の借景があってとてもきれい。野外で音楽隊が演奏をしていたので聞きに行こうとしたら、ザッと雨が降ってきて中止に。残念。
ミラベル宮殿の次は三位一体教会。
中に入ることはできず、あんまりだった。外に出ると、雨脚が強くなったので、当初は寄る予定ではなかったモーツアルトの住居で雨宿り。入館料が€17もしてとても高かった。あくまで”家の再現”なので、あまり心に響かず。
なんとか雨もおさまり、ザルツァッハ川を渡り、旧市街へ。
おしゃれな看板で有名な旧市街の目抜き通り、ゲトライデ通りを歩くが、お店はほとんど閉まっていて活気がない。こちらもあんまり。
旧市街の中央広場であるレジデンツ広場に行くと、そこはお土産屋も沢山空いていて、やや活気あり。「ノーカンガルーin オーストリア」と書いてあるマグネットを購入した。大道芸人なんかもいた。
どうやって浮いているのか全く分からなかった。
次に大聖堂に行ってみると、驚くべき美しさで感動。
どうやら今日は何かのイベント(?)が開催されていたらしく、特別なライトアップだったよう。紫色に光る大聖堂はこれまで見た聖堂の中でもトップクラスにきれいだった。
大聖堂を出るとちょうど正午の鐘の音が鳴り響く。ヨーロッパらしさ満開。メインのホーエンザルツブルグ城に行く前にシュティーグルケラーに行きお腹を満たす。オーストリアのビール会社直営のレストランで、地ビールが美味しいらしい。
お昼から早速ビール。まずはピルスナーをいただくが、とっても美味しい。止まらず、IPAを含めて3杯も飲んでしまった。ビールの美味しさはもちろんだが、料理もとっても美味しく、アスパラガスのスープは絶品であった。
食後、麓からケーブルカーに乗り、ホーエンザルツブルク城へ。
城から見たザルツブルクの街並みはとてもきれいで見とれてしまった。こじんまりしていて落ち着く街である。(住むのはちょっと不便そうだけど・・・)
城内はまぁまぁ混んでいる。城壁部分や見張り塔などを見学するAコースと、黄金の間などを見学するBコースの両方に参加。黄金の間は展示物にあまり興味を持てなかったが、Aコースの見張りの塔などはなかなか見応えがあって、素晴らしかった。
これは見張りの塔から見た市街地と反対側の景色。ほのぼの。
城の観光を終えた頃には15:00近くになっていたので、カフェに向かう。事前に調べていたカフェ「220 GRAD」に行くがまさかのお休み。残念。カフェはパスし、サンクト・ペーター修道院へ。
修道院内に800年前から続くザルツブルク最古のパン屋さんがあると言うので、庭園や墓地などを探し回る。なかなか見つけることができず、散々探してようやく発見したものの、これまた定休日でがっくし。カフェに見放された1日だった。
無名の教会なども覗くが、どこも趣があって良い感じ。ヨーロッパは街並みだけで楽しめる。
これは、フランツィスカナー教会。
これはコレギエン教会。
予定していた観光は16:00くらいに終わってしまったので、行く予定ではなかったレジデンツ&レジデンツギャラリーにも行くことに。チケット売り場でチケットを買うと学生料金にされた。いやいや私は大人ですよと伝えたが、学生料金で良いよと言ってくださったので、甘えることに。
レジデンツ&レジデンツギャラリーから見たレジデンツ広場。画廊があって、様々な作品が展示されていたが、あまり詳しくないので「へー」という感じで流し見。大聖堂を2階から見下ろすことができたのはなかなか見応えがあった。
ザルツブルグの観光地は全部見終えてしまったので、ザルツァッハ川沿いの屋台などを眺めながら、高台の公園に立ち寄ったりして時間をつぶす。
旧市街地北側は観光地ではなく、地元の子連れの方が寛いでいるような空間。街中、時間ががゆっくり動いている。
少し時間が早いがオーストリア料理を食べることができるというBarenwirtというレストランに向かい夕食。18:00頃に行ったら、席は空いていたものの予約でいっぱいだという。のんびりせずさっさと食べるから食べさせておくれ・・・と交渉。私のリスニング&スピーキングがダメだったのか、多少お店の人とゴジャゴジャするが、席に座れと案内されたので、食事はできそうだ。メニューを渡されるが何がなんだか全然分からないので、適当に注文する。
こんな感じのものが出てくる。味は普通。右手前の謎の麩みたいなものを完食するのは結構大変だった。
19:00を越えるが緯度が高いのでまだ外は明るい。ミラベル宮殿近くにある名前も分からない教会に立ち寄る。誰もいなかったので、静寂の中、ボーっと蝋燭の火を30分以上眺め、無の時間を過ごす。後から振り返ると、意外に良い時間だった。
明日、ザルツブルグ駅から乗るバスを確認するため、駅に行き、乗り場チェック。駅構内にあるスーパーマーケットに立ち寄り、日本から持参し忘れた歯磨き粉を購入。ブルーベーリーが安かったので夜食用に購入し、ホテルに戻る。明日の予習をして、少し早めに就寝。大聖堂で行われていたイベントの延長なのか、夜22:00頃に花火っぽい音がしたが、今から飛び出ても間に合わないだろう(それに外が寒い・・・)と思い、そのまま就寝。
ちなみにホテルのお部屋はこんな感じ。
【東欧旅行1】 ウィーンの夜はザッハートルテと地ビールで [旅行記]
会社にリフレッシュ休暇という平日連続5日間(土日を入れると9日)休むことができる制度がある。妻と旅行に行こうと考えていたのだが、妻も働いているのでなかなか予定が合わない。使用期限が近づき休暇取得権利が消失しそうになったので、妻に許可をもらい久々に一人旅に繰り出すことにした。目的地はクロアチアのドブロブニクなのだが、乗り継ぎするオーストリアも観光したいので、休暇の前半をオーストリア、後半をクロアチアで過ごすことにした。
今日はいよいよ出国。スカイライナー代をけちって在来線で成田空港に。日本食とお別れの儀式として「えん」のお茶漬けを食べる。出汁よ、さようなら。ネット情報によると、これから乗るオーストリア航空の機内食はまずいらしいので、しっかりお腹を満たしておかなくてはならない。
13:45発のオーストリア航空に乗り込み、いざヨーロッパへ。
オーストリア航空のCAは真っ赤な制服を着ていてなかなか斬新である。通路側の席を取ることができず、3列座席の窓側。あー、トイレ行くの気を使うから嫌だなぁ。左隣は横浜にお住まいの70歳手前あたりのご夫婦。旦那さんが足を骨折されていて驚き。ますますトイレに行きづらいではないか。少し話をしたところ、ヨーロッパで豪華客船のクルーズに参加されるらしい。先週、転倒して、それほど痛くなかったらしいのだが、腫れてきて病院に行ったらまさかの骨折だったらしい。クルーズ旅行だから強行したとのこと。
程なくして、怯えていた機内食が登場する。
形が三角で、無駄に幅を取り、非効率。味は、食べられないほどではないが、美味しくはない。トイレに行きづらいためコーラにしておいたが、やっぱりビールが欲しくなって、CAさんに欲しいとねだる。
ドイツに近いだけあって、ビールはなかなか美味しかった。酔いが周って眠ることができるかなぁと思いきや、なかなか寝付けない。るるぶを読んだり本を読んだりして、ちょっとウトウトしたと思ったらまた目が覚めての繰り返し。ロシア通過の長さを肌で感じる。
オーストリア到着直前に2度目の食事が提供される。2度目の食事はパンもマカロニも美味しくて、いけた。量が少なかった点は残念。
久々のヨーロッパ便で、なかなか寝付けなかったこともあり、結構疲労がたまってしまった。窓の外は、大量の風力発電で、圧巻の光景だったが、飛行機は既に高度を下げしまっており撮影できず。定刻より30分早く、18:15(現地時間)にウィーンに到着。緯度が高いこともあって、まだまだお昼な感じ。
予定より1本早い電車に乗れそうだったので、急いで入国をして、オーストリア連邦鉄道(OBB)の駅に向かう。改札機で切符を買おうとしたが、機械が思うように動かない。Errorと表示されまくり。周りに人もいないから助けを求めることができない。電車が発車してしまう。違う券売機で再チャレンジしたところ、スムーズに購入できたので、最初の券売機がポンコツだっただけか。ぎりぎり1本前の電車に乗り込むことに成功。ほっと一安心である。
電車はすいていて良い感じ。20分ほどでホテル最寄り駅のRenweg駅に着いた。半地下の地味な駅。
あんまり人もおらず静か。ヨーロッパの信号でよく聞く金属を叩いたような横断許可を知らせる打音が、異国に来たんだなぁ~感を高めてくれる。
トラムも走っていて良い感じだなぁ。にしても人がいない。
駅から徒歩5分程度で、宿泊先のEnziana Hotel Viennaに到着。特に迷うことはなかった。早速チェックインをしてWiFiのつなぎ方を伝授いただく。
ホテルの部屋は、まぁ普通の部屋だが、日本基準に照らしても合格基準。荷物をおいて、さっそくウィーンの夜の街に出てみることにした。お目当てはザッハートルテ。閉店に間にそう。ホテルの前から出ているトラムに乗ろうと試みるが、どこで切符を買ったらよいのか分からない。売店も閉まっている。車内で買えるかもしれないが、困難に巻き込まれたら嫌だ。地図を見たところ2kmくらいなので、プラプラ散歩して向かうことにした。
それにしても、ホテルから街中心部まで、きれいな街並みが広がっている一方で、全然人がいない。過疎か??
最中心部に至るとちらほら人がいて安心するが、東京と比較すると人が少なすぎる。ちょっと薄暗くて寂しい感じがするのは気のせいか。
特に迷うこともなくカフェザッハーに到着する。ホテル内のカフェということもあり重厚感がある。すいている。
メインのザッハートルテとコーヒーを注文。
お味の方は、海外のケーキにしては甘さ控えめ。とは言え、やはり甘くて、期待していたほどは美味しくない。日本のスイーツって本当にすごいんだなぁと改めて感心する。順序が逆なような気もするが、スイーツの後、夕食へ。ウィーンの地ビールレストランとして名高いSalm Brau Klosterbrauereiが、ザッハーからホテルへの帰り道にあるので、そこに立ち寄る。
街はガラガラだが、このお店は混んでいた。Barではないので、1人で入りにくい雰囲気。しかし、海外でそんなことを気にしていたらキリがないので、ここは一皮向けようと1人で突入することにした。オープンテラス席に案内されたが、オーストリアの5月の夜はまだそこそこ寒いぜよ。とりあえずビール(Pils)と、ベーコン系のつまみを注文する。
地ビールということもあって、美味しい。1人で飲んでいると、隣のウィーンの男性2名が気遣って、ちょっと話かけてくれたが、私の英語力の乏しさが災いして、とくに話も盛り上がらず、1人飲みモードに突入。度数はまぁまぁ高く、すぐにほろ酔いになってしまう。
なんかよく分からず頼んだベーコン料理は1人で食べるにはちょっと多い。(写真手前のものです)
ビールのあてとは言え、ベーコンはかなり塩辛く、料理は微妙であった。ビールをおかわり。2種類目のWeizenはフルーティでこれはいけるぞ!ベーコン料理は、味が単調で、後半はなかなかの苦戦を強いられるが、残すのも負けた気がして嫌なので、完食。お店の雰囲気はお洒落で、なんせビールが美味しいのなんのなので、また来たい。
帰り、Renweg駅に立ち寄り、「みどりの窓口」的なものを探す。明日から使用するユーレールパス、乗車前に刻印してもらわないといけないのだが、駅員がいない。駅近くのピザ屋に聞くが、Renwegは無人駅だという。ホテルに戻って聞いたが、やっぱりRenwegは無人駅と言われる。明日、Salzburgに向かうので刻印したいのだがと伝えると、隣のウィーン中央駅での乗り換え時に刻印してもらえとのこと。あぁ、だったら空港で刻印しといてもらったら良かったな。ほろ酔いで良い気分で就寝。
早朝姫路城 [旅行記]
両親が姫路城に行くというので、私も一緒について行く事に。混雑が嫌だから早朝に出発とのこと。親子ともども考えることが一緒だなぁ。
しかし、あまりに朝早すぎて、新快速が走っていない。尼崎から姫路まで快速で移動したが、神戸を抜けてしばらくすると各駅に止まるもんだから姫路が遠いのなんの。こんなに姫路は果てなのか・・・と感じる移動であった。新快速が走っていない時間に姫路に着いたにもかかわらず姫路城は混雑し始めていたのだから驚く。GWの混雑、甘く見る無かれ。とりあえず、入場はスムーズに行けた。快晴なので、姫路城がすごいきれい。
天守閣に登るとこは混雑していて、のろのろ歩き。なかなか進まないがその分、じっくりお城を見ることができた。
城壁が塗り替えられて1年程度しか経っていないのに、もう汚れ始めている。城(白)の運命か。
天守閣まで登り、景色を眺めるが、混雑しているので、そそくさと降りてきた。
時間があったので西の丸もじっくり見学し、その後、好古園も見学。姫路城とセットにすると数十円で見学できるのでとってもお得。きれいな公園である。メジャーな観光地でないこともあってか、GWなのにすいていて気持ちよい。
いきなり凛々しい鷺が飛んできてポージング、これには外国人も喜んで写真をいっぱい撮っていた。
午前中、みっちり姫路城を満喫し、帰りに姫路駅前の居酒屋でランチを食べ(ここは微妙なお店だったが・・・)、早々と尼崎に帰宅。帰りは新快速だったので、いっきに尼崎。
今年も行きました足利フラワーパーク、ついでに佐野も [旅行記]
世界的(?)に有名になった足利フラワーパークの藤が咲き始めたので、今年も見に行くことにした。昨年は電車で行ったが、今年は車で。大混雑になると見込み、早起きは三文の得ということで、5:00にレンタカーを借りて早朝出発。さすがに朝が早すぎたのか、駐車場もガラガラで、もっとも入口に近い駐車場に止めることができた。入口に行ったら、まだ開門していない。それでも数十人の人がいまかいまかとオープンを待っているので、すごい。
早朝ですいているので、ゆっくりとパーク内を散策。
きれいに咲き誇っている藤もあったが、メインの藤棚はまだ咲きかけ・・・といった感じで、昨年のような満開ではなかった。残念。昨年は本当に良い時期に訪ねたんだなぁと改めて感じる。
一通り園内を見終えた後は、おみやげ物コーナーで盆栽やサボテンを購入。格安で植物が売られているのはうれしい。いっぱい購入できたのも、車ならでは。
藤を満喫した後は佐野アウトレットに行って、お買い物。コーチでバック、そして服、スーツを購入して、とんでもない浪費になってしまった。これまでの記念日プレゼントストック分が使われ、妻にかなり良いバッグも購入。1ヶ月の給料を越えるくらいの出費になってしまって、気を失いかけるが、良いスーツを1着買い足したかったので、ちょうど良かった。とりあえずあまり考えないことにする。
この時点でまだお昼。
佐野と言えば佐野ラーメン。大和というお店でお昼をいただく。
澄んだスープでかなり美味しい。見た目から(佐野丸ではなくて佐野ラーメンの見た目から)、佐野ラーメンは美味しいはずだと予想していたが、裏切らない美味しさであった。明日からまた仕事なので、午後は早めに帰宅。
【北京旅行3日目】 天檀公園など北京市内をうろうろ [旅行記]
今日は北京最終日。15:00空港必着。したがって、遠出はできず、今日のために取っておいた北京市内にある天檀公園を観光する。いつもは宿泊先のホテルから東門直駅に出て、そこを基点に観光していたのだが、西に歩くと北新橋駅にも出れそうだったので、今日は西に向けて歩いてみた。ディープな胡同内を歩くと、15分程度で北新橋駅に着いた。駅とホテルの距離は同じくらいかな。そこから地下鉄5号線に乗り、天檀東門駅下車。
駅前から公園が広がっていて、陽気な北京市民が踊ったり、太極拳的なことをやっている。
観光地というより、市民の憩いの場になっている印象。あちらこちらで演奏も行われている。ぼちぼち高い入園料が必要だったが、市民も同様に有料なのだろうか。
公園を15分くらい歩くと、天檀公園のメイン、祈念殿が現れる。中国っぽい建物である。いわゆる祭壇。青っぽい装飾が見所。
その後、周囲の公園をぷらぷらしながら南に下り、カン(国構えに”環”の右側)丘檀など、祭事用の建造物を見学する。
回音壁といって、音が壁沿いに伝わるらしいのだが、あまりそんな感じはしなかった。やり方が間違っていたのかも。
見所を見つつ公園を散策するという点では良かったが、昨日までの故宮や万里の長城と比較すると見劣りするというのが本音。
観光が思いの他早く終わったので、王府位に行ってみることにする。北京の中心地に位置する繁華街。タクシーで行こうと試みるが、渋滞にはまってのろのろ運転だったので、近くの駅で降ろしてもらい、地下鉄で移動。北京のタクシーとは相性が悪い。(そして、めちゃくちゃ安いというわけでもない)
地下鉄の駅を降りると、高級百貨店を思わせる建物内を通過。地上に出ると、とっても広い歩行者天国があって、映画館や本屋、百貨店などが連なっている。商業の中心という印象。脇道に観光客を対象としたディープな市場あると言うので、ちょっとのぞいてみることに。
さそりやヒトデの串刺しが売られている。まだ生きていて、結構元気に動いている。これを焼いてくれるらしいのだが、事前情報で、北京市民もこんなもの食べないと聞いていたので、当然、チャレンジもせず、遠めに見て終わりにする。その他、下らない玩具が延々と売られているが、欲しいと感じるものは何一つなく、ぶらぶら見るだけ見て、終わりにする。時間が余ったので、本屋に入ってみたり、薬屋に入ってみたり、北京の日常生活を見てみたが、日本と大差なく、刺激がない。ちょっと暇。
そうこうしているうちに、昼ごはんの時間になる。王府位に、狗不理という、天津で150年の歴史をもつ(中国にとっては浅くないかい?)小籠包の名店に行ってみたが、衛生状態に難ありと判断し、入店を断念。
事前に調べておいた北京ダックバーガーを食べに、大望路駅に移動する。この駅は、降りてびっくり!北京の銀座。高級店がところ狭しと並んでいて、丸の内に負けず劣らずといった精錬された街並みが作られている。とってもきれいなオフィス街である。リッツカートンの北側の道・・・のはずが、リッツカートン自体がもはやない。事前に調べていた街並みと違っていて、しばし迷うが「グリーンに囲まれた円筒形の建物1階奥、入って右」という情報と合致する建物を発見し、ほっと一安心。
お目当てのDaDung Duckのお店を発見。ハンバーガーショップだが、おしゃれなカフェみたい。ベーシックな北京ダックバーガーを注文するが、お値段は結構高い。初日も北京ダックは高かった。北京でも高級食材なんですね。
とても美味しかった。甘辛いタレが程よくマッチしている。満足満足。
これにて北京観光はすべて終了なので、ホテルに戻り、荷物をピックアップし、空港に移動。北京版Suicaは1回チャージしたが、帰りの空港行きの電車でちょうど使い果たす感じになり、いい感じ。デポジット代を返してもらおうか迷うが、記念に持ち帰ることにした。また来るかもしれないし。
無事、予定通りに北京国際空港に到着。念のために3時間前に到着。海外は途中で何があるか分からないため。チェックインし、搭乗口近くにあるアジアン料理のお店で、草みたいな食べ物をいただく。空心菜に似ているので、絶対美味しいはずと思い、ご飯もつけていただく。
ニンニクがいい感じに効いていて、美味しいのなんの。この北京旅行の中で一番美味しい食事であった。
帰りのCA183便は、定刻通り17:10にターミナル3から出発。
北京の街並みを上空から見たかったので、「窓側」と言っておいたのだが、右側はCAさんが座るスペースで、窓も非常口なので景色が全然見えない。おい。こういう席だけど良いですかくらい聞いてくれよ。これだったら通路側の方が良かった。
帰りの機内食はこんな感じ。普通に食べられましたよ。パンはぱさぱさでしたが。21:30に羽田に到着し、荷物もロスバケせず、日付が変わる前に帰宅。
上海を旅行した際、中国の印象は悪かったが、北京は街がガツガツしておらず、なんとなく好感が持てました。なにより、観光地が多く、The 中国たるものがいっぱいあるあたりも楽しい。上海の方が良いというネット情報もありましたが、私は雲泥の差で北京の方が旅行先としては良かったですね。大気汚染だけが問題。空気がきれいになれば、また行っても良いかなと感じました。
【北京旅行2日目】 万里の長城観光は予期せぬ電車事件と共に [旅行記]
今日は万里の長城を見に行く日。幸いにも、今日も毒ガスはましなようで、それほどは空気は澱んでいない。クリーンな日に感謝をしてホテルを出た瞬間、「糞」に近い字のナンバープレートを発見し、出鼻を挫かれる。
今日は北京北駅9:02発の電車に乗り、万里の長城に向かう予定。万里の長城行きの電車は混雑するという事前情報はあったが、まぁ平日だし、たいしたことないだろうと考え、30分前に北京北駅に着くように出発。これが大誤算だった。
北京北駅に着くと、最後尾はこちらこちらと案内され、駅社屋の外にまで伸びている列の後ろに連れて行かれる。すごい混雑ではないか。でもまぁ仕方ない。諦めて並ぶが、電車発車時刻の9:02になっても全く列が動かない。
おかしいなぁ・・・。すると、ようやく9:10過ぎに列が動き出し、なんだ電車が遅延していたのかと思ったが、甘かった。駅社屋に入ると、電光掲示板に10:57と記載がある。!?!?!?!?
もしかして、前の電車は行ってしまって、次の電車待ち?しかも次の電車、約2時間後の10:57???嫌な予感がよぎる。いや、でもまぁ待て、落ち着け、1番線のホームの入口に北京市民がめっちゃ並んでいる。発車までまだ2時間弱あるのに、ベンチに座らず、まさか並ぶわけはないだろう、きっとすぐに電車が来るに違いない。そう信じて待つが、待てどくらせど電車は来ない。つたない英語で駅員に聞くことにした。するとどうやら、9:02の電車は満員で、もはや乗れない人が駅社屋の外に並んでいた、次の電車は10:57、とのこと。嫌な予感的中・・・。私はベンチに座り、2時間近く、るるぶを隅から隅まで読んで時間をつぶすはめに・・・トホホ。それにしても、今回のことに限らず北京の人は驚くべき健脚で、2時間、3時間、へ~~いきな顔して立って並びはる。すごいなぁ。
10:30くらいになったら、さすがに列が伸びてきて、また乗れなくなったら嫌なので、仕方なしに並ぶ。15分前に改札が開き、みんな電車に一目散に走っていく。座席の取り合い。
改札から電車まで300mくらいあって、列の順番関係なく、足の速い人が早く着くシステム。私も猛ダッシュして、かなりの北京市民を抜きましたよ。
なんとか席を確保。車両が長いので、そんなに急がなくても座れたっぽい。しかし、こんなに人がいるなら、もっと電車の本数を増やして欲しいのだが・・・。
電車は定刻に出発。最初は北京市内を走行。このあたりは、新快速ばりの高速運転だったが、郊外になると、急に山道を走る登山電車のようになり、叡山電鉄ばりの速度で走行。万里の長城は終着駅ではないので、到着予定時刻と時計を眺めながら、びくびくする。約1時間15分で最寄り駅である八達嶺駅に到着。みんな降りるので心配することはなかった。
こじんまりとした駅である。駅を出ると、バスが止まっている。るるぶによると、駅から徒歩と書いてあるが、全員がバスに乗るもんだから、右にならえで乗ってみる。が、本当にこれで良いのだろうか、謎の工業団地に連れて行かれたらどうしようとビクビクする。途中、高速道路の入口みたいなところを通過するので、ますます不安に(後に分かったが、万里の長城駐車場のゲートだったよう)。不安いっぱいでバスに乗っていると、万里の長城の上の方まで直通で行くロープウェ入口で下ろされた。バス代も無料のよう。ほっと一安心。しかし、ロープウェーは大混雑だったので、いいです、私は自力で万里の長城を登ります・・・ということで、バスで来た道を戻り、一番低い地点から万里の長城に入場。
とりあえず万里の長城に到着したので、良かった良かった。南四楼(男坂)と北八楼(女坂)の2種があるのだが、ベタな方は女坂らしいので、女坂を登ることにする。
こんな感じでつながっている。小さい砦見たいのが楼なので、女坂は八個、この楼を通過すると頂上。(そこからも延々と続いてはいるのだが・・・)
とりあえず上り始めるが、思っていた以上に坂がきつい。
この傾斜。人の混雑はそれほどひどくなかったが、とにかく上るのがしんどい。北八楼に到着するまでに、何度か断念して引き返そうかなぁとも考えるが、後悔しそうだったので、休み休みがんばることにした。
上ってくると見晴らしが良い。おー万里の長城だぁ!
そしてとりあえずのゴール、北八楼に到着。女坂の最高地点で、標高888m。壁にタッチして、少しだけ達成感を味わう。しかし、北八楼は混雑していたので、すぐさま退散。
ここがとりあえずの最高地点だが、その先も長城は延々と続いており、果てしない。もう300m程度まで行っている人は沢山いたが、そこにある引き返し階段で去る人が大半で、これより先に歩みを進める人はほとんどいなかった。
帰りは万里の長城の横に設置された散歩道を歩き、右手に万里の長城の壁を感じながら歩く。雨水を逃がす水流しなどが作られていて、よく設計されている。
途中で、いっきに下山できるローラーコースターみたいなものがあったので乗ってみることにする。
中国語は分からないけれど、漢字からするに、結構スリル満点な乗り物かも。
そして表れた乗り物がこの中国クオリティーだから、いっきに恐怖心が高まる。脱線しないだろうか。しかも、まぁまぁ乗車運賃が高いのがいらつく。
乗ってみた。スリル満点である。しかし、走り出してみると、スピードは出ず、のんびりと下りていく軽~いコースターだった。拍子抜け。降りたらなぜかそこは熊園で、いっぱいクマさんがいる。パンダじゃないのかよ。
クマ、やる気なさすぎ。
帰りはそのまま、駅まで歩く。電車まで1時間弱あったが、混雑で乗れなかったら嫌なので、1時間並ぶ。途中で、ホームでいきなり立小便をするおっさんなどが現れて驚くが、ここは中国なのだ、そういうもんということにしておこう。
定刻どおりに電車が到着し、恒例の席取り合戦が始まる。乗るやいなや、4人席2ボックスをおばさんが取ろうとする。荷物をおくでもなく、必死に手足を広げて、「この8席は私のものだ」とアピールするが、無視して、一番窓側の方に座る。すると、案の定、ここは私の席だと主張してきた。私が座った方に気を取られているすきに、逆側の4人席に人が座ったので、「ほら、ちゃんと見ておかないと取られるよ」と教えてあげると、おばさんはパニック状態。立っている北京市民カップルがいたので、私の右隣の席を「どうぞ」と勧めてあげる。結局、8人席主張おばさんは4席しか確保できず、後から来たおばさん仲間連中に、8席取っていたのに、こいつが強奪したみたいなことを言うので(中国語なのでよく分からないが、明らかに私を指差し、文句を言っている)、日本語で「お前、なめんとのか!」と大声で言うと、しゅんとしたので放っておいた。日本語で怒ったので、中国人ではないとばれたのだろうか、隣のカップルが、Welcome to Beijinと話しかけてきた。どこから来たのかと聞かれたので、「中国人に嫌われている日本から来ました」とジョークっぽく回答をすると、カップルに苦笑いされ、「私達はそんなことは思っていません」とフォローされてしまった。その後、ちょこちょこ世間話をするが、どこまで通じているのかあまり分からない感じ。私のN95型マスク(どう見ても防毒マスク・・・)に興味津々で、「日本では深刻な伝染病が流行っているのか」と質問されたので、「北京の大気汚染」と回答すると、またまた苦笑いされ、すいませんと謝られてしまった。そうこうしているうちに北京北駅に到着。市内に戻ってきてほっと一安心である。
昨日タクシーで行くことができなかった九門小包に行こうと、今度は地下鉄で向かう。駅から徒歩20分くらい。后海沿いを歩く。北京では、釣りをする人を見る人が沢山いると事前に聞いていたが、本当だった。ギャラリーたくさん。
そんな珍しい光景を眺めつつ、かなりディープな胡同を突き進んでいくと、九門小包に到着。
びっくりするくらいさびれていて、中のフードコートの衛生状態も危険信号。なんとなくヤバイ感じがして、退散することにした。
仕方なくるるぶ先生を参照し、北京料理ではないけれど、本場の四川料理を食べてみることに。朝陽門駅近くにあるショウ(人偏に肖)江南というお店に行ってみた。大きなオフィスビルの4階にあって、とっても衛生的。
四川料理の麻婆豆腐にチャレンジしてみるが、辛さがやばい。
口の中が痛い。マイルドそうな卵スープや、海鮮焼きそばは大丈夫だったが、麻婆豆腐は衝撃レベル。四川料理の洗礼を受けてしまった。でも、ちゃんと完食しました。最後に漢方っぽいデザートが提供されたが、こっちは体が受け付けず、残しました。
ホテルに帰って水道を出すと、水道水がちょっとにごっていて、ゲボ。歯磨きもミネラルウォーターでやっておいて良かった。
ハプニングはあったが、万里の長城観光ができたので合格。今日の夕方から夜はちょっと毒ガスが充満していたので、夜のうちに強風がふき、一掃されますように。
【北京旅行1日目】いざ初北京へ、天安門や故宮など [旅行記]
有休が余っていたので、今日から2泊3日で北京に行くことに。PM2.5の大気汚染が気になるので、N95という高性能マスクを事前購入して中国へ。風の谷のナウシカの腐海に行く感じである。
羽田7:20発のCA422便(中国国際航空)のため、羽田に5時過ぎには着かないといけない。幸いにも池袋から早朝リムジンバスが出ていたので、自宅から池袋までタクシーで移動し、池袋4:25発のリムジンバスで羽田空港へ。生憎の雨ということもあって池袋西口に人はほとんどいない。リムジンバスに乗り込む人も3名で、運行の元が取れるのだろうかと心配になる。予定通り5時過ぎに羽田空港に到着。早速搭乗手続きをして、搭乗口へ。朝なので出国手続きのところにも人がほとんどおらず、とってもスムーズ。出発まで時間があったので、地球の歩き方を立ち読みしたり、早朝からたこ焼きを食べたりして時間をつぶす。
予定通り、7:20に出発。
ちょっと古めかしい飛行機だが、中国国際航空は評価もまぁまぁなので、とりあえず信用することにする。
離陸後、程なくして機内食が配られる。味はまぁまぁである。
4時間ちょっとという短いフライトだが、久々の国際線なのでちょっと長く感じた。北京は毒ガスまみれなのではと怯えながら窓を覗き込む。北京国際空港に到着したら、こちらは快晴で、視界がかすむという感じではなかった。でも、ちょっと変なにおいがするので、マスクは付けた方が良さそうだな。
入国はすんなりと行き、人生3度目の中国入国。荷物ピックアップゾーンでWiFiにつながらいので、掃除をしているお姉さんに聞いたらパスワードを入れてくれて接続してくれた。なんだ、中国人、意外に親切ではないか。北京からは首都機場快線という市内への直行列車が出ているらしいので、それに乗ることに。駅は空港に直結していて迷うことなく到着。とってもきれいな駅である。
北京市内の電車で使える北京版Suicaこと北京市政交通一●(上と下を組み合わせた漢字)通カードを購入する。どこで買ったら良いのか分からないので、またもや中国人に尋ねると親切にカウンターまで案内してくれた。なんだ、中国人、親切ではないか。カードと怪しげな紙切れ数枚(後に領収書と判明)を渡され、無事に購入完了。
そして、本当にこの電車で良いのか不安に感じながらも乗り込む。
最新型の電車で、揺れも少ないし乗り心地も良い。中国、なかなかやるではないか。
大通り沿いを電車は快走する。道の周りにきれいな樹木が植えられ、一見きれいな街並みだが、その樹の裏をよく見ると荒れ果てた街並みが見え、カモフラージュされているのがあからさま。事前に調べておいたので驚かなかったが、町中を綿毛が飛び交っていて(季節的なもので、ポプラの綿毛らしい)、日本とは違う不思議な光景だった。予定通り東直門駅に到着。
東京に負けないくらい都会だ。発展途上にある街のエネルギーみたいなものも感じられる。
宿泊ホテル(北京旅居華僑飯店)は東直門から徒歩で行ける距離だったので、まずは荷物を置きにチェックインしにいく。歩いて20分程度でちょっと離れているが、便利な駅の近くのホテルにして良かった。胡同(路地裏にある北京の下町)に位置するホテルだったので周囲の治安がちょっと不安だったが、大通りからそれほど離れておらず、外国人宿泊客も多かったので、安心。
まぁまぁ立派なホテル。チェックインもスムーズに案内してくれて、とくに問題なし。
部屋もとてもきれいで、北京旅行の基点にできそう。何かあってもここに戻ってきたらホッとできそうだ。
お昼になったので、まずは腹ごしらえと、地下鉄で前門大街に向かう。地下鉄に乗る前には必ず手荷物検査がありちょっと面倒ではあったが、次第に慣れた。交通系ICカードを買っておいたのは大正解。
地下鉄2号線に乗る。電車もきれい。2,3分間間隔で来る。
前門大街に到着。まずは、全聚徳で北京ダックを食べる。行ってみると大行列で絶望的。中国人でも並ぶんだとちょっと驚く。
しばらく並んでいたが、1階のファストフードの方は自由に人が出入りしていることに気がつき、そちらに言ってみることに。どうやら並んでいたのは本格的なお店の方らしく、ファストフードの方はすぐに食べられるよう。ファストフードの方で十分です。頼んだらすぐにご飯が出てきた。
北京ダックを甘辛いタレにつけて、シャキシャキ葱と共に巻いて食べる。とっても美味しい。ファストフードと言っても125元(2250円)でなかなかのお値段だが、食べる価値はあった。
お腹も満たされたので、お土産としてジャスミン茶を買いに行く。ネットで調べておいた張一元というお店へ。なかなか見つけられず、警備していた軍人みたいな人に聞くと、まだ先だと言う。なんだ、ちゃんと案内してくれて、中国人、親切ではないか。
無事に到着。右から文字が書かれていたので最初見落として通過してしまっていたっぽい。中にはいろいろな種類のジャスミン茶が積まれていて、値段もピンきり。観光客というよりも地元の人のほうが多い感じ。口頭で注文してもどうせ伝わらないだろうと思い、安いものから高いものまで適当に選択し、紙に書いて提出。周りの人はきれいに小包型に包装されていたのに、私は単純に袋に入れられ、簡易包装。なんでなんで?まぁいっか。
前門を後にし、そのまま天安門広場方面に歩いていくことに。天安門広場に入ることができる入口は限られているらしく、目の前に広場があるのに延々と迂回させられてしまった。面倒くさい。
無事に入場。しかし天安門広場、広いなぁ。
天安門に到着、The北京ですな。
大通りの地下をくぐり、天安門に。天安門に上ることができるらしいのだが、かばんは持ってあがれないと言う。海外で荷物を預けるのは怖いので、荷物預けセンターをしばらく注視することに。渡された札番号に従い、ちゃんと管理されているようだったので、多少の不安を覚えながらもかばんを預けて天安門に上ることに。
上っても特に何も無いが、天安門を見渡せる。にしても広いなぁ。
天安門から北に向けて故宮が広がっていて、午門、太和殿、中和殿、保和殿、乾清門と観光しながら歩く。
これはもっともメジャーな太和門。どの門も似たり寄ったりであるが、とにかく一つ一つがめちゃくちゃ大きいので、かなり歩かないといけない。途中で入場券を買わないといけない場所を知らずに通り越してしまい、買いに300mくらい戻るというハプニングはあったものの、特にトラブルもなく観光終了。最初は感動だったが、似たような建物が続くので最後の方は少し飽きてしまった。
故宮が終わると、道を挟んで、景山公園。景山公園の展望台を上ると、故宮を一望できるらしいので、コーラを飲んで一服してからプチ登山開始。
丘の上の展望台からの故宮の景色は絶景だった。あまりに良い眺めなのでしばらくボーっとする。
天気が良い日はここから見る夕陽が絶景らしいのだが、曇りだったので諦めることにする。景山公園自体の観光を開始。
北京らしからぬおしゃれな公園。
リスもいる。とっても癒される公園であった。アメリカのセントラルパークのようだ。
景山公園の後は、向かいにある北海公園を観光。北海沿いに整備された公園で、中心には永安寺という仏舎利の建物が建っている。
水辺の公園を散策して、ぶらりと。ここはメジャーな観光地ではないのか、地元の子連れの方などが寛いでいる感じで、長閑な場所だった。あんまり見所はなかった。
北海公園の観光を終え、北京の原宿、南羅鼓巷に行くことに。ここで初めてタクシーに乗る。覚悟はしていたが、全然英語が通じない。紙に行き先を書いて、お願いするが、返事も無いし、分かっているのだろうか。変なところに連れていかれたら嫌なのでこちらも地図と睨めっこ。案の定遠回りされたので、「おい、なめんとのか」と日本語できれる。地図を見せて、こちらが最短距離だろと指摘すると、北京語で怒鳴りつけてくるので、怯んだら負けだと思い、こっちの道から行けといってんだろうがよーと大声で怒り狂い、椅子をバンバン叩く。そんなハプニングもありながら、なんとか南羅鼓巷に到着する。あーイライラする。
南羅鼓巷は、時間潰しで来たのだがここは正解だった。おしゃれな雑貨屋さんが沢山連なっていて、見ていて飽きない。とっても楽しめた。マグネットやポストカードなどいろいろ小物を購入。
ここで夕食を食べようかと思ったが、北京っぽい食べ物はなかったので、ネットで調べたおいた九門小包という屋台街に行くことにする。地下鉄でいけないので、またもやタクシー。嫌な予感がする。
タクシーを捕まえて乗ってみると、やっぱり英語が通じない。紙に書いて行き先を見せるがどうも分かっていない様子。が走り出す。再び地図と睨めっこして監視。夜になってしまったので地図が見にくい。鼓楼のロータリーを直進しないといけないのに、左折しよる。そっちに行ったら后海の反対側に行ってしまうからダメ。また怒りを示し、さっきの道をまっすぐだろと主張すると、どうやら、この場所を知らないと言うニュアンスのことを言う。は?俺をどこに連れて行くつもりだったんだ。なめんなと怒りまくり、地下鉄の駅が見えたところで止めさせる。散々文句を言って、下車。北京のタクシーはどうもダメだ。疲れてしまったので、地下鉄に乗りホテルに帰ることに。ホテルの近くにお店はあるだろうとウロウロすると、BBQを食べられるお洒落なBarっぽいお店があったので、そこに入る。
ヒューガルデンホワイトがあったので、北京でヒューガルデン??と思いながらも、無難なので、注文。
Bigサイズだが、うまくて2杯も飲んでしまった。
BBQの串登場。なんか怪しげな肉もあったが、英語メニューでBeefやPorkと書かれたもののみを注文。味のほうはフツー。北京にしてはお高いお値段であった。
ほろ酔い気分でホテルに帰宅し、明日の予習を軽くして就寝。
なお、北京市民は99%の人がマスクをしていなかったが、私は飲食時以外ずっとN95マスクをして毒ガス部隊のような様相で観光をしていた。さすがに就寝時は息苦しかったので、寝るときは普通のマスクをして寝ることに。タクシーはトラブル続きだったが、それ以外は好印象で北京の1日目が終わる。
恒例の伊豆旅行、冬の城ヶ崎公園へ [旅行記]
伊豆で迎える日曜日の朝。
優雅な朝食からスタート。期待していた鯵刺しが無かったのは残念だったが、どれも美味しくていっぱい食べてしまった。チェックアウトぎりぎりまで貸切風呂も満喫。
今日は天気が良かったので城ヶ崎公園に行ってみた。駐車場には少しだけお店が出ていて、牡蠣小屋からはユーモラスな音楽が流れている。食べようか迷ったが、朝食を食べ過ぎたので、今回は見送ることに。駐車場から景観地までは結構距離があり、林道を10分以上歩く。日が照っていて、それほど寒くなかったのは良かった。
思っていた以上に海がきれい。人も結構たくさんいて、少々混雑。「ここ調」の取材にも遭遇した。
城ヶ崎公園を満喫した後は、伊豆の和菓子屋さんやアジアンバザールに立ち寄りながら東京に向けて移動。
お昼ごはんは、アジアンバザールに隣接したアジア料理屋さんでナシゴレンをいただくが予想以上に美味しかった。
アジアンバザールでグッズをたくさん買ったので、リビングの机がいっきに賑やかになった。これで、伊豆に行かない日もきっと癒されるはず。
恒例の伊豆旅行再び [旅行記]
最近恒例になっている伊豆旅行に再び。今回も一碧湖に近い伊豆高原アンダ別邸に宿泊することに。
前回に引き続き、カーナビは箱根→亀石峠のルートを推奨するが、本当にこちらの経路の方が早いのだろうか。せっかく箱根を通過するので、今日は箱根関所近くで寄木グッズ巡りをすることに。寄木のからくり箱はすごかった。寄木のお値段はなかなかなので、夫婦揃ってコースターのみ購入。それでも妻は「高くて使えない」と言っていた。
前回に引き続き、宇佐美海岸を散策したいと妻が言うので、宇佐美で休憩。お目当てはウニの骨だったのだが、波が強く、海岸のものがさらわれてしまっていて貝殻さえもほとんどない状況。不漁に終わってしまった。
昼食は、宇佐美海岸近くの定食屋で刺身を食べる予定だったのだが、まさかの閉店。ご飯を食べ損なってしまった。東伊豆を走っているとボリューム満点の海鮮丼のお店の看板が目に付くので、一度行ってみようということになり、カーナビにセット。「伊豆高原ビール本店」へ。到着して驚いたのだが、前回夕食を食べた回転寿司屋の真向かいであった。
私は漬け丼と海鮮丼のセットを注文。美味しかったが、写真で見るよりボリュームは少なかった。一方、妻が頼んでいた太刀魚は驚きのボリューム。
少し早めに伊豆高原アンダ別邸にチェックイン。
貸切風呂でひとっ風呂浴びようと思ったら、まさかの満室。ここは予約ができないので、空くのを待たないといけない。貸切風呂が空くと、「入浴中」のランプが消えるシステムなので、そのランプの下で待機。他のお客さんも風呂が空くのを待っているようだったので、一番お風呂に近いランプの下で待機し、ランプが消えるや否やダッシュでお風呂を確保した。バタバタ。ここは循環式だけど、ちゃんとした温泉なので、泉質にも満足。少し部屋で寛いだ後、伊豆高原アンダリゾート本館に移動し、チャンティックで岩盤浴&エステ。私は岩盤浴はしないので、妻がホクホクしている間、私はドリンクバーを楽しみながら読書。エステは安定の気持ち良さでとっても癒された。別邸に戻ってからは、夜食タイム。チープなラーメンと冷凍食品のポテトとかしかないので箸は進まないが、少しだけ食べて、部屋に戻る。事前に買っておいたみかんと、伊豆高原ビールを楽しみ、やっぱりビールは良品に限ると舌鼓。
妻が寝た後にもう一風呂浴びて、リラックスして睡眠。良い週末。
いわき市ボランティア、後、湯本温泉再び [旅行記]
6:50から朝食との連絡を受けているので、眠い目をこすりながら行ってみると、以前、復興支援ボランティア岩手地区でお世話になった熱血漢のTさんがいらっしゃった。驚き。話を伺うと、地区担当から全地区担当に変わったらしい。で、なぜに今日いわきにいらっしゃるのかはよく分からず。早朝だったので、さすがにエンジン全開ではなくローテンションだったが、アクセルをふかし始めている予兆は感じられた。一緒に朝食を食べたので、予定より食事終わりが遅くなってしまった。朝風呂にも入る予定だったので、急いで露天風呂に直行し、10分ほど体を温めてからすぐに出発。
復興支援ボランティアの内容は省略するが、福島地区は初めてなので、段取りがよく分からない部分もあった。一部、手際が悪かった部分もあり、水の入ったボールをひっくり返してしまうという失態はあったものの、住民の方とはしっかり触れ合うことができ、まぁうまく立ち回れたのではないかと思う。
15:00前にいわき駅でトラックを降ろしていただき、スタッフの皆様とはここでお別れ。
特急に乗って早く東京に戻ろうか、いわきをぶらぶらしようか迷ったあげく、せっかくいわきに来たので、もういっちょ復興支援をすることにした。駅から15分ほど歩いたところにある麺遊人に行き、ラーメンを食すことに。
食後は、もう一湯浸かりたいので、湯本で途中下車し、日帰り湯に立ち寄ることにした。できれば露天風呂が良かったが、露天風呂を持つホテルに電話したところ日帰り湯は受け付けていないというので、仕方なく公衆浴場に行くことに。
時代を感じる浴場。「さはこの湯」。施設もまぁまぁ古く、脱衣所が驚くほどに狭い。そして、地元の方が利用されているためか、かなり混んでいる。泉質は確かだが、内湯なので、暑いのなんの。もともと湯の温度もあつめなので、長い間入っていることができない。途中から我慢大会のようだった。外見から察するに90歳を超えるよぼよぼのおじいさんを支え、親孝行で温泉に入れていると思しきおじさん(60歳くらいか)があらわれ、銭湯の中の人たちが助け合っている。田舎の温かさも見ながらほっこりし、湯本温泉を後にする。帰りも東京まで気合の鈍行で帰宅。
湯本の温泉でほっこり [旅行記]
今日は復興支援ボランティアの前乗りのため、仕事を早く切り上げて福島県のいわき市へ。福島地区への参加は初めてである。お金がもったいないので(交通費は会社から出るのだが)、鈍行でいわきに向かった。18切符で通ったことがある区間ではあるが、やはり遠い。
16:34に湯本到着。会社が押さえてくれた宿泊ホテル「新つた」には露天風呂が付いているようなので、寄り道もせずにホテルに直行。
まだ風評被害で観光客の足が戻っていない&平日ということもあり、露天風呂は貸切。泉質も悪くなく、何度も入って楽しんだ。寝る前にもう一度入ろうと、深夜に訪れた際は、酔っ払った馬鹿そうな大学生っぽい集団5人が、露天風呂にダイブしたり、走り回ったり、ありえない"てんご”をしており、入ることができない状態。ホテルの人に何とかしていただこうかと思ったが、復興支援に来ているのにホテルの方にご迷惑をおかけするのも何か違うなと思い、内湯で我慢して、就寝。
喜多方のラーメンと高湯の高濃度硫黄泉と [旅行記]
昨日は雪がまったくなかったのに、今朝起きると、会津若松は雪景色。
8:31発の電車に乗り、午前中は喜多方に向かう。お目当ては当然、喜多方ラーメンである。
喜多方も積雪していて、寒い。お目当てのラーメン屋は駅から徒歩30分程度の場所にある。水分の多い雪だったので、足元がびじゃびじゃして、とても歩きにくい。靴の中まで濡れてきて最悪だったが、なんとかお目当ての坂内食堂に到着。
お店はノスタルジックな昭和の香り漂う食堂風。ちょっと贅沢にチャーシュー麺を頼むと、なかなかのボリュームの物がでてきた。
スープはあっさりした中華麺で、凍えた体が温まる。味は言うまでもなく、ものすごく美味しい。
帰りの電車まで時間があるので、駅で貰った喜多方観光マップを見ていると、近くに大和川酒造という酒蔵があるので行ってみることに。
なんとなく美味しそうな湧き水(雪解け水?)が流れていて、期待できる。酒蔵内を見学できるというので、のそのそと俳諧してみた。
重くなるのでさすがに購入はしなかったが、1.8L詰め15,758円という超高価な純米大吟醸が気になる。なんと、500円で試飲できるというので、1杯いただいた。試飲というか、ふつうにがっつりついでいただいた。確かに美味しかったが、15,758円の価値があるかの判別はつかなかった。その他の無料試飲も楽しんだので、そこそこ酔ってしまい、そうなるとまたラーメンが食べたくなる。
喜多方駅の帰り道にある香福で2杯目の喜多方ラーメンをいただいて、喜多方を後にする。
磐梯西線を乗り継ぎ、12:09に郡山に到着。
ラーメンを2杯食べたこともあって、昼食を食べようという気持ちにはなれなかったので、駅中にあるジューサーバーでキウイジュースを飲む。これが美味しいのなんの。果物王国福島の底力を見た。
午後は、先日の復興支援で行くことができなかった高湯温泉に行くために、福島駅へ移動。福島駅からバスに乗り、高湯温泉を目指す。バスは福島市西側にある山の中を突き進んでいく。狭い道幅も手馴れたもので、バスの運転士はスピードを落とさずに爆走。終着バス停に着く前から硫黄のにおいがぷんぷんする。さすが高濃度硫黄泉で有名なだけある。
目的の高湯温泉あったか湯はバス停のすぐ前。帰りのバスまで3時間あったので、ゆっくりしようと思いきや、あったか湯の利用は1時間まで・・・とのこと。困った、周りには何もない。仕方なく3回分チケットを買わないといけないかなぁーと思い、番台の人に尋ねたところ、バスの人は良いですよとあっさりOK。おじさんの優しさに感謝。露天風呂は、すさまじい硫黄泉で、泉質は最高。長い間入っているとのぼせそうなので、出たり入ったりを繰り返しながら、素晴らしい温泉を満喫した。途中小雪も舞い、風情も最高である。3時間も入っていたら茹で上がるので、後半1時間30分くらいは休憩室でねっころがりながら、TOEICのお勉強。帰りの17:10のバスに乗り、福島駅に戻る。また行きたい。
当初、18切符を使って東京まで帰る予定だったのだが、小山に住む大学院の友人と飲むことになり、福島→宇都宮間は新幹線でワープ。鈍行の旅をした後に新幹線に乗ると、夢の超特急という感じがする。小山では中華料理屋に連れて行っていただき、近況など話をして、ほぼ終電で東京帰宅(小山からは18切符)。1泊2日の18切符旅にしては、かなり満喫できた2日間だった。
只見線に癒しの旅に出かけるも雪なし [旅行記]
妻の先輩が出産で三重に帰省しており、この3連休に遊びに行くという。帰り、静岡の実家にも立ち寄るとのこと。私一人、家にいても仕方がないので、18切符を使って旅に出ることにした。ストレスだらけの年始だったので、鈍行列車の旅に出れば、少しは癒しが得られるのではという淡い期待を抱きながら出発。日本一雪深い地区を通る只見線を乗りに向かった。
時刻表を調べると、高崎からイベント列車としてSLが出ている。快速扱いなので、着席指定券を買えば18切符でも乗ることができるようだ。1人席は空きがあったので、初SLに乗ってみることにした。
が、早速、トラブル発生。どうも今年は出だしが本当に良くない。東上線が遅延していて、大宮から乗る予定の高崎線に間に合わない。ということは、せっかく予約したSLに乗ることができない・・・。あぁ~と溜息とついていると奇跡がおき、なんと高崎線も10分遅延。大宮駅で猛ダッシュして、無事、乗り換えることができた。良かった。
これを気に、運気が好転しないだろうか。結局、高崎線は遅れを取り戻すことはなく10分遅れで高崎駅に着いたが、SLが待っていてくれたので、なんとか乗ることができた。
ほっと一安心。初めてのSLだが、乗ってしまったら、蒸気機関車を見ることができず、ただの客車。蒸気を使った暖房らしく、趣はあるのだが、説明がないと良く分からない。
イベント列車なので、SLクイズ大会が開催される。迂闊にも勝ち残ってしまい、「まだ残っている方は立ってください」と言われ、恥ずかしい思いをする。その後のじゃんけんで負けて座ることができた。良かった良かった。イベント列車なので車窓の説明を丁寧してくれ、へーと思いながら眺めているうちに渋川駅に到着。しばらく停車するのでSL撮影タイムになった。
なかなかの迫力。まさかの逆光で、きれいに撮影できず。
SLは水上まで走るのだが、私はここでお別れ。のんびりとSLで移動したら、只見線に間に合わないので、ここからは普通の在来線に乗って、水上経由で小出駅まで移動する。越後湯沢あたりは積雪していたが、小出はほとんど雪がなくて、拍子抜け。
ここから念願の只見線に乗り込み、秘境に突き進む。
途中雪深いエリアを通過するが、日本一の豪雪というレベルでもない。これからどんどん雪深くなるのかなぁと思いきや、逆に雪はなくなり、静かな田舎風景になってしまった。がっかりである。
以前振った大雨のせいで只見線は全線復旧しておらず、只見駅からは代行バスで移動。観光バスみたいなものを想像したのだが、ただのワゴン車で、趣もなにもなく、ひたすら国道を爆走。電車が復旧している会津川口駅までノンストップで連れて行かれた。相変わらず雪がない。
お腹がすいたのでお店を探すが、コンビニも定食屋も何もない。駅の売店でも食事になるようなものは売っていない。笹モチというのがあって、店員に聞くと、もち米にきなこをまぶし、笹でまいたものらしい。多少空腹を満たせそうなので購入し電車の中で食べるが、きなこが大噴射して大変だった。車内を汚してしまい申し訳ないです。
雪のない只見川の景色が続き、目的地である早戸駅に到着。
驚くほど何もない駅である。途中下車した目的は、ここから徒歩10分程度のところにある早戸温泉に行くため。徒歩で歩いてよいのか微妙な国道を10分くらい歩き(途中、トンネルまであって冷や冷や)、ようやく早戸温泉つるの湯に到着。
きなこ餅しか食べていないので、湯に浸かる前に食事。温泉施設の横に掘っ立て小屋があり、そこで食事ができるという。肉うどんがあったので注文。まぁまぁ美味しかった。
お腹もいっぱいになったので、いざ温泉へ。只見川沿いの露天風呂は狭かったが、景色は抜群で、泉質もなかなか良い。次の電車まで3時間以上あったので、かなりゆっくりと温泉を楽しむ。一度、お風呂をあがり、休憩処でごろ寝。そして、もう一度、露天風呂。合間にTOEICの勉強をしながら、優雅に早戸温泉を楽しんだ。早戸駅まで送ってくれるというので、温泉施設の車で送っていただいた。雪がないのが残念だと言うと、例年は豪雪と言う。からっきし雪がないのは初めてらしい。今度は雪深い日にたずねますね、と言ってお別れ。程なく、1名しか載っていない只見線がやってきて、会津若松まで移動。すっかり日は暮れ、車窓は真っ暗なので、TOEIC対策の本を読みながら、くつろぐ。
会津若松に着いたら、宿泊先の会津若松ワシントンホテルにチェックイン。雪はなくても、真冬の会津若松はさすがに寒い。駅前のココメデタイヤで中華そばをいただく。
店内は結婚式披露宴帰りと思われる地元のやんちゃ野郎がたむろしていてうるさかったが、ラーメンは独特な味ながらも不思議に美味しい。油多めで、寒さに打ち勝つことができる保温食品だった。駅からはだいぶ遠いのだが、鶴ヶ城近くに「時さえ忘れて」といういい感じのビアバーがある。寒いので行こうかどうか迷ったのだが、帰っても寝るだけなので、行ってみることに。20分くらい歩いてお店に到着。ここがアタリだった。
ビールも食事も美味しく、そしてお店は静かで、実にしっくり来た。ビールをいっぱい飲み、いろいろ物思いにふけ、少しだけストレスが解消したような気がする。今日は会津若松でおやすみなさい。
南相馬市でボランティア、その後秋保で汗を流す [旅行記]
今日はボランティア本番。グリーンホテル角田の朝食は美味しいぞーと言われていたので期待したのだが、私の口には合わず。
ロビー7:45集合で、トラックで南相馬市に向かう。さすがに南相馬市まで行くと、原発に近いこともあって、線量が高いようだ。若い人は引越ししてしまっていませんよーと聞いていたのだが、行ってみると、赤ん坊がいて驚いた。内容は省略するが、ボランティア活動も慣れているので、手際よくこなすことができた。皆さん、楽しんでいただけたようなので良かった。
15:00に浜吉田駅でトラックから降ろしていただき、復興支援グループの皆様とはお別れ。
帰りの新幹線まで時間があったので、秋保温泉に行ってみることにした。長町駅からバスに乗る予定だったが、ぎりぎり間に合わないので、仕方なく仙山線で愛子駅に行く。そこからタクシーで篝火の湯 緑水亭に。
ホテルの名の通り、松明が焚かれ、とても良いムードの露天風呂。内湯から露天風呂までかなり遠く、移動が寒いという欠点はあったが、泉質は満足いくレベルで、とても温まった。温泉を出ると、自家製ビールがあるというので、飲まないわけにはいくまい。
芳醇なビールで非常に美味しかった。ホテルの人に言うと、最寄りのバス停までワゴン車で送ってくれるという。秋保温泉バスセンターまで送っていただき、そこからバスで仙台駅まで移動する。
夕食は、牛タンか魚か迷ったあげく、今日は魚に。
駅中にある北辰鮨へ。三陸の魚を格安でいただくことができる。どれも美味しく、食べ過ぎてしまった。最高の味。妻へのお土産として、フリーズだだちゃ豆と、ずんだ餅を買って、帰京。
ボランティア前乗りで福島を満喫 [旅行記]
明日、会社の復興支援ボランティアに参加するため、福島に前乗り。仕事を早く切り上げ、福島入りした。本当は高湯温泉に行きたかったのだが、ちょうどいいバスがなかったので諦め、電車で気軽に行ける飯坂温泉に行くことにした。ネット情報によると、日帰り温泉だったら「花ももの湯」がおすすめとのことなので、そこに決定。駅からは10分くらい歩かないといけなかったが、たいそう立派な施設でした。
露天風呂は3種類あり、普通の湯船、立ち湯、寝湯とバラエティーに富んでいる。平日ということもあり、貸切だったのがありがたい。私好みの泉質ではなく、物足りなさはあったが、ポカポカに温まって飯坂温泉を後にする。
今日は、宮城地区のボランティア業務を担当されているYさんと、宿泊先のホテル近くで飲む約束があるので、夕食は不要なのだが、小腹がすいたので、福島駅近くにある某ラーメン屋に行くことに。
しかし、まさかの閉店。夕食時間帯前にスープがなくなるって、どないやねん。
先日の山形旅行でずんだ餅の美味しさに目覚めてしまったので、ずんだ餅4個と、福島の桃とりんごを使ったジュースを購入。
果汁100%の割りに味が薄く、う~んという感じ。
福島駅から阿武隈急行線という第3セクターの電車に乗って角田に向かう。福島を出た直後は通勤・通学電車という感じで、立ち客もいたのだが、徐々に人は減り、気が付いたら車内は閑散としている。1時間10分ほどローカル線に揺られ、角田駅に到着。
駅前はびっくりするくらい何もない。コンビニもない。
ホテルはここから徒歩15分という。どこにあるんだいったい。えっちらほっちら歩いてグリーンホテル角田を発見。ロビーでチェックインすると、Yさんから先に飲んでいるという伝言を預かっているという。慌ててホテル横の中華料理屋に行く。片田舎のさえない中華料理屋かと思いきや、意外にも美味しく、ビールも進む。Yさんと夜な夜な盛り上がって、宴もたけなわで終了。ホテルの自分の部屋に戻ると、福島駅で買ったずんだ餅がちょうどいいくらいに解凍されていた。一人デザートを楽しんで就寝。
【伊豆旅行】 みかんだらけ [旅行記]
一碧湖に泊まっておきながら、一碧湖を見ずに帰るのはあんまりだということで、遅いチェックインの後、一碧湖に立ち寄ってみた。なんということもないただの湖だが、鴨や白鳥がいて、長閑な景色が広がっている。
えさやりにチャレンジする。鴨に餌をあげたいのに、横からカラスが横取りしようとチャレンジしてくる。しかも、変な鳴き声を出してアピールしてくる。あげないよ。
実は昨日、伊豆の道端で売っているみかんを買ったのだが、たいそう美味しかったので、帰り道に追加購入する。
小振りなみかんがとりわけ美味い!
遅めの昼食は、真鶴近くの「まるひの貝汁ひろそう」。美味しそうなメニューがあって迷いに迷い、かさごのから揚げを選択。これが美味いのなんの。食べログの評判は良くなかったが、満足できる味でした。
なぜかこのお店でもみかんをいただき、車の中はみかんだらけで帰京。
【伊豆旅行】 今回は一碧湖に [旅行記]
夏に行ったアンダーリゾート伊豆高原が良かったので、再び妻と伊豆旅行。以前のブログにも書いたが、お値段が高すぎたので、今回は系列のアンダーリゾート一碧湖に宿泊することにした。値段は半額程度に抑えられる。
妻がリースを作るために松ぼっくりが欲しいというので、宇佐美に立ち寄り、松ぼっくりを収集。
松は海の近くにあるのでは・・・という予想は見事的中し、たくさんの松ぼっくり(落ちているやつ)の収集に成功。
妻は海岸に行き、貝も集めたいと言う。妻のわんぱく海岸探索が始まった。
貝殻を入れる袋がないので、私は宇佐美駅近くのファミリマートに行き、ビニール袋をGET。手に持ちきれんばかりの貝殻、ウニの骨を広い妻はご満悦。
少し時間は押したが、伊豆高原に入り、リューター体験をしにかえる家に向かう。が、行ってみると廃墟になっている。電話して確認したところ、潰れてしまったらしい。がびーん。ネットで調べてリューター体験をやっている他の工房に行ってみるが、妻がやりたいリューターとは違うらしく、そそくさと退散。仕方なく、少し早めの夕食にした。
食べログで高得点だった回転寿司、魚磯に行く。17:00前だったので、お客がおらず、静まり返っている。イカやアジを中心にどれも美味で私は満足だったが、妻はあんまりだったらしい。一碧湖のホテルにチェックインし、貸切露天風呂でひとっぷろ。伊豆高原のホテルと違い、こちらは温泉で、泉質が良い。20:30からは伊豆高原のマッサージを予約しているので、車で移動し、体を揉み解していただく。とても気持ちよい。帰り道、星空がすごくきれいで、車を止めて星を眺めたりしながら、一碧湖のホテルに帰宅。良き1日になった。
アルパカちゃんは白いのかな [旅行記]
以前、東北自動車道のSAでアルパカのぬいぐるみを購入し、妻の部屋に鎮座しているのだが、本物のアルパカはまだ見ていない。そこで、今日は那須高原にアルパカを見に行った。渋滞を回避するため早朝出発。しかし、那須高原は遠いので、到着したら10:00頃。
那須岳が早くも紅葉しているらしいので向かってみたが、ロープウェー乗り場に向けて大渋滞だったので、断念し引き返す。那須休暇村近くのつり橋から那須岳を望むが、ここからの景色も十分きれいで、大満足だった。
今日のメインであるアルパカを見に、那須どうぶつ王国に行ってみる。アルパカ以外にもたくさん動物がいるようだ。アルパカは一番奥のゾーンにいるため、なかなかお目見えしない。
ペンギンも近くで見れる。意外にもかわいかったのが、レッサーパンダで、アイドルばりの表情を作って観客を楽しませてくれる。
アルパカを見に行く前に、ベーコン串を食べて、お腹を満たす。アルパカゾーンは別の敷地にあるらしく、なぞのバス(クラクションが犬の鳴き声)に乗って移動しないといけない。ようやくたどり着いた先に、念願のアルパカちゃんがいたのだが、あんまり数が多くない。そして、あんまり白くない。
えさやりにチャレンジし、私はかなり接近したりして楽しんだが、妻はビビッてしまい、アルパカからかなり離れた場所で記念撮影。本人は近づいているつもりらしいが、腰は完全にひけていて、ビビリ感があふれでている。
その他にはトナカイやラクダもいて、いろいろな動物を楽しむことができた。
肝心のアルパカ見学が消化不良だったので、そばにある牧場に行ってみる。
こちらはアルパカに特化されていて、アルパカがうようよいるのだが、観光地化されておらず、本当の牧場。
ぬいぐるみと違って、せっかくの白いお毛毛は黒ずんでおり残念だが、ヌボーッとしたしぐさには癒された。紅葉鑑賞客とも重なってしまったこともあり、帰りは大渋滞。途中、アジアンバザールに立ち寄った際、ここ、リズミカルな駐車場誘導監視員がいるところだ!と妻が気が付く。月曜から夜更かしでちょっと取り上げられただけにもかかわらず、妻の記憶力、すごい!
渋滞の連続のため、私もかなり疲れてしまい、途中、コンビニやSAで休憩を繰り返しながらの帰宅になりました。
【山形旅行】 最上川、幻想の森、羽黒山、即身仏 [旅行記]
今日は新庄から西に移動して、最上川観光からスタート。最上川下りの予約をするが、出航まで時間があるので、幻想の森観光に行こうとしたところ、そんな時間はないですよと船頭さんにつっこまれ、断念。高台の上から最上川を眺めながら、時間をつぶした。妻は車の中で紫の足掛けに包まり、ご就寝。
救命着を着て、いざ川下りのボートに乗り込む。三大急流というだけあって川の流れは雄大で、見ごたえがあった。
途中、小さな祠がある対岸に停泊し、散策タイム。地下水で入れたコーヒー屋があったが、衛生面が気になるのでパス。船着場の傍らに蕎麦屋があったので、そこで昼食。蕎麦は美味しく、追加で注文した鮎は小振りだったものの、味はなかなかいい感じ。腹を満たした後は、妻のリクエストで幻想の森に向かう。国道から外れて、本当にここか・・・という細い砂利道を延々と上る。一歩横は崖。対向車来るなという思いが通じたのか、激しい切り替えしはなく、無事に幻想の森へ到着。
かなりの樹齢と思われる奇木が点在しており、森の聖地のような場所だった。辺鄙な場所にあり、登山道も整備されていないのに、幻想の森界隈は、チップがまかれて歩きやすいように整備されていた。観光客がほとんどいないあたりも好印象。
下山後は、日本海側に抜け、羽黒山へ。意外にも五重塔は谷底にあり、駐車場から階段を延々と下った先にあった。
立派である。羽黒山自体は非常に広く、全部観光しようとすると1日がかりになりそう。というか登山になりそう。メインの五重塔を見ることができたので、これだけでよしとする。
降りた階段を延々と上って駐車場へ。昨日の山寺、銀山温泉と言い、かなりハイキングのようなことをしている。
最後は、妻にとってのハイライト。即身仏巡り。
即身仏というのは日本版ミイラ。究極といえる修行を行い、自らミイラになられる。木食修行と土中入定という2段階の修行をつむ。前者は、木の皮や木の実を食べることによって命をつなぎ、経を読んだり瞑想をするステージ。ここで腐敗の原因となる脂肪を燃焼させ、次に筋肉が糖として消費され、皮下脂肪が落ちていき水分も抜けていく。第2ステージの土中入定では、地下に穴を掘り、石室を築き、そこに入る。竹筒で空気穴を設け、完全に埋められた行者は断食をしながら、鈴を鳴らし、経を読み上げながら息絶える。その間、うるしを飲んで、自らミイラを作り上げていくらしい。この即身仏が、未だ何体か祀られている。実物を身に、注連寺、瀧水寺を訪ねた。
撮影禁止のため即身仏自体の写真は撮っていないが、なかなか衝撃的であった。妻は、その即身仏が着ていた着物の一部(数年に一度、着せ替えられるらしい)が入ったお守りを購入していたが、私はちょっと恐れ多くて手を出せず。
【山形旅行】 山寺、蔵王温泉、銀山温泉 [旅行記]
JR東日本が展開していた山形キャンペーン広告に惹かれて、今年のシルバーウィークは山形に旅行。もともとは羽黒山の五重塔を見るのが目的だったのだが、月曜から夜更かしで取り上げられていた「だだちゃ豆」を食べてみたい、また妻が即身仏を見てみたいというので、意外にもハイライトだらけの旅行になりそう。
大宮8:26の山形新幹線に乗って、いざ出発。
福島から在来線に入るのだが、そこから停車駅が多くて、山形は結構遠かった。意外にも都会な山形駅前を後にし、まずは山寺へ。
シルバーウィークなので混雑していたが、偶然にも駐車場の空きを発見し、待つことなく観光することができた。観光客が多いので、一列に並んで登る。まぁまぁハード。登る前に玉こんにゃくを食べておいて良かった。景色もきれいでとても気に入った。下山をしたらお腹がすいたので、そのへんで適当に食事をすることに。下調べなく入ったお店のわりに美味しく、冷やし肉そばはもちろんのこと、ずんだ餅も豆感たっぷりで素晴らしかった。ずんだ餅はきらいだったのだが、今日、初めて美味しいと感じた。
食事の後、以前行った蔵王温泉がとても良かったので、ちょっと足を伸ばそうということになり、蔵王の大露天風呂へ。
前行ったときはがらがらだったが、あれは平日だったからか。今日は駐車場も少々並び、露天風呂に入ってもイモ洗い状態だった。泉質は確かに良いのだが、以前のような優雅感は得られなかった。
今日中に新庄に行かないといけないので、急いで山形を北上。途中、天童の道の駅に立ち寄るが、お目当てのだだちゃ豆ジェラートは売り切れで、大ショック。マスカットが売られていたので、とりあえずそちらを買って、天童も後にする。
妻が持っている日本の絶景写真集に銀山温泉が載っていたので、新庄に行く前にこちらも立ち寄ってみる。ものすごい小さい温泉地で駐車場も整備されていない。かなり手前に車を止めて、えっちらほっちら谷を降りていく。
谷底には風光明媚な温泉街が広がっており、高級感が漂っている。お土産物屋も1~2店しかなく、あまり散策する場所はないのだが、なんとも言えない趣深さを満喫することができた。食事をする場所は一軒しかなく、そこで夕食をいただくが、味はあんまり。浸かる温泉はなかったが、足湯はあるのでチャレンジしたところ、冷たい冷たい。風邪をひいたらいけないので、そそくさと退散した。夜は新庄のビジネスホテルに宿泊。天童で買ったマスカットが美味しく、むさぼりながら就寝。
軽井沢へのお迎えのはずが碓氷峠や草津温泉も楽しみ充実した1日に [旅行記]
今日は妻が友人の結婚式に出席のため軽井沢へ。送ろうかと聞くと、渋滞で遅刻すると困るので行きは新幹線で行くという。ただ、軽井沢駅から結婚式場まで距離があり、タクシーに乗らないといけないらしく、遅れることなく軽井沢駅に着いた場合は車に乗せてほしいという。ということで、行きはとりあえずバラバラに出発。私は一人、車で軽井沢へ。
まずは関越自動車道の上里SAで休憩。上里焼きそばというのが売られていたので買ってみたところ、非常に美味しかった。ソースの味が素晴らしい。腹ごしらえした後、軽井沢に向かう。松井田妙義で高速を降りてからは、碓氷峠超え。山道の急カーブが続き、足が非常に疲れる。途中、碓氷湖で休憩。
さらに車を走らせると、いきなり大きな建造物が出てきたので、ちょっと寄り道。
旧信越本線の線路跡らしい。それにしても立派だ。橋の上につながる山道が整備されていたので上ってみることに。
熊も山ヒルも出るらしく、なかなかの恐怖。上ってみると素晴らしい景色!
思いがけず出会った観光スポットにもかかわらず、なかなか楽しめて満足した。さらにくねくね山道を過ぎるとようやく軽井沢駅に到着。しかし、妻はまだ新幹線の中らしいので、駅前のアウトレットに行くことに。
軽井沢のアウトレットに来たのは初めて。それにしても広い。通勤かばんがボロボロなので、コーチに寄ってみると、なかなか良さそうな通勤かばんがある。高くて買えないだろうなぁと思いきや、アウトレットなので50%引き、さらにコーチ会員なので20%引きになり、素晴らしき値引率。それでもそこそこの値段なのだが、いい機会なので思い切って購入。2つのかばんで迷ったのだが、見た目より機能性を重視して、以下のかばんに決めた。
そうこうしているうちに妻が軽井沢に到着したので、ピックアップして結婚式場へ。高速は混んでいなかったけれど、意外にも軽井沢市内の方が混んでいて、大渋滞。一か八かの抜け道を駆使し、無事に妻を結婚式場に送り届ける。さて、今度は結婚式・披露宴が終わるまで時間をつぶさないといけない。まずは白糸の滝に行ってみる。
軽井沢よりさらに山奥なので、9月なのにとてもヒンヤリしていて寒いくらいである。妻が「白糸の滝、たいしたことないよ」と言っていたが、まぁまぁ見ごたえがあった。
鮎が売られていたので、こちらもちゃっかり食す。その後、軽井沢の温泉に入る予定だったのだが、ネットで見る限り、どうも泉質が良くなさそう。カーナビで調べてみると草津温泉まで35kmらしい。往復70km、その後、妻をピックアップして東京に帰らないといけないので、少し躊躇するが、迷っている時間が無駄なので、思い切って行ってみることにした。鬼押ハイウェーを飛ばし、草津温泉に向かう。さすがに遠い。西の河原露天風呂に行くことにしたのだが、駐車場から露天風呂まで遠いのなんの。延々と山道を下り、ようやく到着。
有名露天風呂ということもあり混んでいたが、まぁ許容レベル。9月だというのに草津温泉は寒く、開放的な大露天風呂は非常に気持ちよかった。泉質は文句なし。お風呂上りに飲むヨーグルトを摂取し、そそくさと退散。早く戻らないと結婚披露宴が終わってしまう。帰りは真っ暗の鬼押ハイウェーを疾走し、ちょびっとだけ遅れて軽井沢に戻ってきた。妻をピックアップし、帰りに横川SAで夜食(妻はラーメン、私は名物のわっぱめし)を食べ、深夜に東京帰宅。今日はかなり車で走り回ったなぁ。さすがに疲れた。
伊豆の魅力にはまり帰宅が遅くなる [旅行記]
アンダーリゾート伊豆高原で迎える朝。朝風呂で大浴場へ。やっぱり温泉ではなく、がっかり。朝はホテルでゆっくりし、何とか最後のカエル探しをクリアし、ぎりぎりにチェックアウトをした。料理が微妙、露天風呂が温泉でなかったという2点はいただけなかったが、それ以外はとても楽しく、週末の一夜を満喫できた。リゾートホテルなので、お値段は高めで、さらにエステも付けたこともあって、お会計の際に一瞬気を失いかけるが、とりあえず忘れよう。
チェックアウト直後だが、もうお昼なので、伊豆高原にあるガラムマサラというカレー屋に行くことに。混んでいて少々待って入店。ネットでは評判が良かったが、味自体はうーんという感じだった。
午後は、アンダーリゾート系列の道の駅「かえる屋」で、リューター体験をする予定だったが、まさかの満席。陶芸は空いていると言われ、陶芸にチャレンジすることに。陶芸をすることを想定していなかったので、汚れたら困る服でのチャレンジ。ハラハラドキドキの連続だった。電動ろくろはなかなか難しい。先生の手直しがなかったら、悲劇的なことになっていただろう。
私の作品は右側。夜食のインスタントラーメン用の小鉢。完成が楽しみである。帰り、オルゴール館(パイプオルガンの演奏はなかなか良かった)やステンドグラス美術館、アジアンオールドバザールに立ち寄っていると、すっかり夜が更けてしまった。
帰り伊東の五味屋で刺身定食を食べる。美味しかったが、私としてはまぁ普通という印象だったが、妻はたいそう気に入ったよう。
明日から仕事なので、早めに帰宅する予定が、寄り道過ぎて、かなり遅い帰宅になってしまった。伊豆の魅力に気が付いた有意義な週末だった。また伊豆に行きたい。
バリ風リゾートホテル、アンダーリゾート伊豆高原へ [旅行記]
以前、妻が「バリ風のホテル」に行きたいと言って、伊豆高原のホテルを提示してきた。じっくりと伊豆にも行ってみたいなぁと思っていたので、じゃぁ行こうということで、すぐに予約。そして、旅行日を迎え、今日から伊豆に旅行である。
伊豆のるるぶに高速SAグルメ特集というのがあり、そこに載っていた小田原SAの梅干し入りラーメンが美味しそうと妻が言う。そこで、まずは小田原SAで休憩。料金所を過ぎた直後にSAがあり、危うく通過しそうになる。危ない危ない。SAはこじんまりとしていて、トラック運転者などツウな人が通いそうな雰囲気。梅干し入りラーメンが美味しいそうと言っていた妻は、気が変わったのか釜揚げしらす丼を頼んでいる。私は予定通り、ラーメンを注文。あっさりしていてSAのラーメンにしては美味しかったが、まぁそこそこのお味でした。
旅のメインは伊豆高原にあるバリ風ホテル「アンダーリゾート伊豆高原」なのだが、チェックインは15:00からなので、時間つぶしに伊豆高原のテディーベアーミュージアムに寄る。
テディーベアーミュージアムのはずが、妻は熱心にジブリのタオルを見ていて、本末転倒であったが、お気に入りのタオルを見つけたようで、良かった良かった。テディーベアーの展示コーナーは有料の上、とくに興味がなく、無料ゾーンのお土産物屋だけうろうろして去ることにした。
メインの伊豆高原アンダーリゾートホテルは、怪しげな細い道の先にあり、本当にここか…と疑いそうな風景の中、突如、リゾート感あふれる施設が登場した。
なかなかバリっぽい。入口で、ウェルカムドリンクとしてラムネをいただく。サービスが良い。ただし、おかわりはできないようだ。内装、外装ともに凝っていて、バリ感がすごい(バリに行ったことないけれど…)。受付の際、「手が赤いカエルさんが館内に隠れているので探して下さい。見つけたら景品プレゼント・・・」と言われたので、夫婦ともに血が騒ぐ。施設内にバリ風のエステと岩盤浴もあるよう。値段を見ると、ちょっとお高いが、妻がやりたそうなので予約した。岩盤浴は女性専用なので、妻のみ。館内では、アイスや飴、伊豆名物のぐり茶やジュース、ワインなどすべて無料なので、貧乏性が炸裂する。ドクターフィッシュも無料なので、妻は初体験。その後、妻は岩盤浴に行ってしまったので、私はハンモックに揺られながら、読書タイム。しかし、ハンモックがあまりきれいではなく、途中からその汚さが気になり始めたので、そそくさと片付けて、受付の際言われたカエル探しに興じる。なかなか見つからない。そうこうしているうちにエステの時間が来たので、妻と合流してエステを満喫。なかなか良い値段だが、その分、とっても気持ち良かった。系列店が新宿にもあるらしいので、妻が行こう行こうと言っている。夕食までの時間、妻と館内に隠れている手が赤いカエルを探す。ネット検索など、ずるもしながら、ようやく発見し、受付に報告に行くと、粗品をくれた。そして、今度は青い手のカエルを探して下さい…と指令が下りる。どうやら、延々とカエル探しが続くようだ。
↑こんな感じで隠れている。
何度も何度もクリアしたが、最後の最後の指令がどうしてもクリアできずに夕食タイム。
伊豆の鯵刺しは美味しかったが、それ以外の料理は微妙。メインがおかわり自由という珍しいスタイルだったが、味見程度で、もういいやという感じ。ビールもモルツしかない。別料金でも良いので美味しいビールがないか探したが、ない。料理・ドリンクはちょっと残念であった。館内に貸切露天風呂があるので、食後はお風呂に。バリ風のコテージの樽風呂で雰囲気は良かったが、お湯は温泉ではなく、がっかり。部屋に戻ると、洗面台につけまつげみたいのが落ちていて、何だこれ・・・とよく見ると、小さいげじげじ。ホテルの方を呼んで退治していただく。田舎だから仕方がないか…。でも、夜中、何か出そうでちょっと怖い。夜も更けると、無料のバーが設置されるということで、行ってみると唐揚げやポテト、ラーメンが食べ放題。しかし、味はどれも微妙。肝心のお酒もやっぱりモルツしかないので、あまり進まず、そそくさと退散する。無料でWiiができるので、妻とマリオカートに興じ、夜が更けていった。リゾートホテルでのんびりするはずが、何かとバタバタ予定が詰まった1日だった。
諏訪湖花火の疲労を引きずりながら大王わさび園へ [旅行記]
諏訪湖湖上花火大会から一夜明けて16日、そのまま東京に帰るのも寂しいので、穂高の大王わさび園に行くことに。気候が良い時期ならば穂高駅からサイクリングというのも良いのだが、どう考えても無理な気温である。穂高駅からタクシーに乗ることに決めたが、待てど暮らせどタクシーが来ない。お盆の観光シーズンなのに、なんという田舎クオリティー。
電話で呼んで、やっとのことでタクシーが到着。大王わさび園に向かう。駅前は閑散としていたのでガラガラと思いきや、駐車場は満車で、渋滞ができていた。いやはや、苦労はあったがタクシーで良かった。
以前来たときは、とても楽しかったのだが、暑さもあってか、今日はだらだらと散歩をして、昼ごはんを食べて終わってしまった。
再びタクシーで穂高駅に戻り、松本経由で東京へ。さすがに30歳も超えると諏訪湖花火で疲れ切ってしまい、今日は、だらだらと過ごす1日になってしまった。しかし、メインの諏訪湖花火は最高だったので、悔いはない。
山元麺蔵がお休みという悲劇 [旅行記]
淀川花火で疲れたので、今日は遅い起床。久々に山元麺蔵に行こうということになり、市バスで平安神宮に行くも、まさかの休業。困ったことに隣の岡北もお休みで、うどんを食べることができない。悲し過ぎる。仕方なくバスで京都駅に戻り、京都駅界隈をぶらぶら。先日、金沢で食べたお茶菓子が美味しかったので京都でも食べようということになり、駅ビル2階のお茶屋に入る。こちらも美味しい。
夏休みなので混んでいたが、少し新幹線を早めることに成功し、早々と東京の自宅に戻った。今年は、まさに淀川花火のためだけに関西に行った旅になった。
【金沢富山旅行】念願の白川郷と五箇山の合掌造りを見る [旅行記]
今日は今回の旅の主目的である白川郷に向かった。駐車場の混雑を懸念したが、なんとか止めることができた。私も白川郷は初なので、期待が高まる。
観光地化されていて味気ないという悪評を聞いていたが、そんなことはなく、初夏の白川郷は非常にきれいだった。
白川郷の街並みを見下ろすポイントは、徒歩で行かないといけないらしく、えっちらほっちらとハイキング。曇り気味&木陰だったので、まだマシだったが、かんかん照りの真夏だったらかなり体力が奪われそう。丘の上から見る白川郷は、また違った趣きがあり、登った甲斐があった。
白川郷内には、ピンと来る昼ごはん処がなかったので、とりあえず次の目的地である五箇山に向かうことに。途中のお蕎麦屋さん「手打ちそば あらい」で空腹を満たす。たまたま待たずに入れたが、駐車場は常に満車。その状況が頷けるくらい、お蕎麦も美味しかった。
午後は五箇山の合掌造りを観光する。白川郷と比べると観光地化されておらず、ひっそりしている感じが良かった。
かわいいちりめん野菜シリーズが売られていたので、ざるとセットで購入。その後、五箇山地区よりさらに奥地まで車を走らせ、五箇山和紙の里も訪問した。和紙はなかなか良いお値段だったので、和紙の小箱ケースのみを購入。和紙作りの現場も無料で見学した。
今日中にレンタカーを返さないといけないので、富山に戻り、富山駅前の「麺屋いろは」で念願の富山ブラックを食す。
見た目から、塩辛くあまり美味しくないだろうなぁと予想していたのだが、色の濃さに反しあっさりしていて、なかなか美味しかった。
新幹線まで多少時間があったので、世界一美しいスターバックスと言われている富山環水公園店に立ちより、周囲を散策。店の周りは緩い傾斜になった芝生で、正面に水路と水門が見えていて、確かに長閑な雰囲気である。
スターバックスで買い物はしなかったけれど、雰囲気だけ楽しんで富山を後に。なお、ちゃんと「まつ川」で、ます寿司は買って、東京にお持ち帰り。
天気は曇りがちだったけれど、致命的な雨にはならず、2日間とも北陸を満喫できた。