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【東欧旅行3】 行きたかったハルシュタットの町へ [旅行記]

今日はザルツブルグから日帰りでハルシュタットにプチ旅行。以前、ロケミツで稲垣早希さんが尋ねていて、とってもきれいな湖畔の街だったので、いつか行ってみたいと思っていた場所である。

ザルツブルグ8:15発のポストバスでBad Ischlへ。バス乗車時間2時間のため、立ちはありえない。30分以上前にバス停に行き、割り込み名人の中国人に目を光らせるが、そこまでする必要はなかった。バス乗車時に切符を購入。€10.5なので、安い。

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SalzburugからBad Ischlまではとってもきれいな湖畔が続いている。晴れたり曇ったりを繰り返すパッとしない天気。快晴だったらさぞかしきれいだろうに。

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途中いくつかのバス停に停車したが、どこもかしこもきれいで、途中下車したい欲望に襲われる。我慢我慢。2時間弱でBad Ischlに到着した。ここからハルシュタット(Hallstatt)までは電車で移動。電車まで30分近くあるので、Bad Ischlの街を散策。温泉があるらしいのだが、見つけられなかった。きれいな街だが、街はひっそりしていてお店も空いていない。

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プラプラしていたら、電車がやってきた。Wien→Zalzburgの路線と違ってザ・ローカル線。18切符の旅を連想させる旅情だ。

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電車は1両あたり2,3人でとっても静か。電車は清流沿いを走り、日本にはない風景が続く。いいねぇ。

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予定通り10:47にハルシュタット駅に到着する。駅は湖をはさんで町の反対側にあるので、駅から船で移動が必要。

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電車を降りた人は全員船待ち。電車の時刻に合わせて船を運航しているらしく、ほどなく小型の船がやってきた。20160516CIMG4888.jpg

船で10分程度。ハルシュタットの街が近づいてくる。ネット情報では、感動して涙が出た・・・と書いている人もいたが、そこまでは感動しなかった。感受性が乏しいのだろうか。船着場に着いたら、まずはハルシュタットの街並みがきれいに見える写真スポットに向かう。ちょっと雨も降ってきた。

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御伽噺の町のようで、良い感じ。

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ハルシュタットの中心であるマルクト広場。朝早いので、お店もあまり空いていない。

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湖畔にはお洒落なカフェがあるが、寒いので誰もいない。

昼ごはんの前にカトリック教会を見学。普通の教会だったが、見所は納骨堂。納骨堂に入るのに€1.5必要だが、無数の骸骨が納められているらしいので、入ってみる。壁面いっぱいに納められた骸骨。これ、写真にとって良いものなのか受付の人に聞くと、OKOKというので撮影。(本当に良かったのだろうか・・・)

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再びマルクト広場に戻り、昼ごはんを食べる場所を探すが、なかなか良いお店が見つからない。放浪して、ようやく良さげなお店を見つけたのだが、日本人ツアー客が入っていくのを見て興醒めしてしまい断念。お客が全然入っていないが、湖畔沿いにあるお店に一か八か入ってみることにした。湖畔沿いの机にしますかと問われるが、寒いので丁重にお断りし、室内の席を案内いただく。ハルシュタット名物のマスのグリルと、寒いけれどビールを注文。ハルシュタットの地ビールが置かれていなかったのは誤算。

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てきとうに入ったにもかかわらず、このマスのグリルが美味しいのなんの。香草が良い感じにきいていてとっても美味しかった。ビールも進む。ハルシュタットビールだったらもっと良かったのだが・・・。

昼食後、外に出てみるとお土産物屋もOPENしていたので、いろいろ覗く。小さい木彫りのイノシシオブジェがかわいかったのだが、店員さんがいなかったので購入できず。妻がバスソルトに凝っているので、岩塩バスソルトを購入する。

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ハルシュタット湖を南に歩き、ハルシュタット塩鉱に向かう。ちょっとした娯楽施設になっているよう。さっそく鉱山入坑申し込みを行う。日本語ガイドを借りることにしたが、代わりにパスポートを貸せと言う。パスポート預けるシステム、すごい嫌なのだが、抵抗できない雰囲気だったので観念して提出。オーストリアだから大丈夫だろう、きっと。

急勾配のケーブルカーに乗って、山を登っていく。

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かなり高いところまで上ってきた。展望台も併設されており、ハルシュタットを上から眺めることができる。傾斜が急なので、空から眺めているような印象だ。

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また少し雨がぱらついてきた。傘をさす。鉱山の入口はまだ先らしく、ここから1km弱上り坂を歩くはめに。途中にいろいろ炭鉱関連施設跡があるが、一見すると何か分からないので、まじめに日本語ガイドを聞く。岩塩の成り立ちや歴史を学ぶ。結構面白かった。炭鉱に入る際には専用の作業着(つなぎ)を着ないといけないシステム。肩掛けかばんを持っているので、ごわごわ。面白かったので、近くにいた人に写真を撮ってもらう。鉱山の中は、ガイドさんに連れられ20名程度のグループで進むシステム。最初は広い鉱山トンネルも、進むに連れてどんどん狭くなっていき、1人通るのがやっと。閉所恐怖症の人はダメでは・・・。鉱山の中はアトラクションチックになっていて、模型が出てきたり、映像コーナーがあったり、工夫されていた。中でも面白かったのは滑り台による直滑降。跨ぐタイプの木製の滑り台でいっきに滑り降りる。2箇所あり、2回目の方は結構長くて迫力満点だった。危険なので足でスピード調整してはいけないといわれる。めちゃめちゃ加速するので、怖いのなんの。

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青信号が出たら1人ずつ滑る。滑っているところを写真撮影され、そのときの時速も計測される。ありえないスピードが出ている人もいた。

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とにかく鉱山コースが長くて、全部で1時間30分くらいかかっただろうか。最後の方は、帰りの電車に間に合うだろうかと冷や冷やしてあまり話を聞いていなかった。

鉱山コース終了時にミニソルトを貰い、急いで下山。帰りのフェリーの時間がやばいのでダッシュである。パスポートは無事返していただき湖畔を爆走。湖畔で帰りの船の切符を落としてしまったのだが、中国人観光客が拾ってくれて、走る私を追いかけてきてくれた。優しいではないか。ありがとう。

行きに買えなかったイノシシオブジェを慌てて購入し(レジがもたもたしていたので、相当いらついていた)、乗船場に3分前にたどり着いた。危ない危ない・・・。なんとか予定通りの帰りの電車に間に合い、せわしい感じでハルシュタットとお別れすることになった。良い町でした。

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ユーレイルパス(オーストリア国鉄乗り放題切符)があるので、帰りはバードイシュルからバスを使わず、電車でザルツブルグに帰ることにした。電車の場合はかなり大回りになるのだが、違う行程を使うと何か発見があるかもしれない。1時間30分ほど支線を乗り続け、Attnang Pucheim駅に向かう。18切符感バリバリのローカル線で、1車両に2,3人しかいない状態がずっと続いた。変わり映えしない景色だったが、オーストリアの田舎町をゆっくり電車が走り、なかなか趣き深い時間になった。Attnang Pucheim駅で乗り換え。ザルツブルグ行きの電車を待つ。時刻表で調べた時間より早い時間にザルツブルグ行の電車が来るのでラッキーと思ったが、なんとなく嫌な予感がして駅員に尋ねる。この電車は遠回りしてザルツブルグに行くらしく、乗るととんでもないことになっていた。危ない危ない、ちゃんと駅員に聞いたので救われた・・・。Attnang Pucheim駅からザルツブルグまで48分かかったが、なんとノンストップ。在来線なのに、6人席ずつ個室になっている電車だった。ガラガラだったので1部屋独占し、のんびりと。Attnang Pucheim駅の自販機で買った熊グミを食べてくつろいでいるとザルツブルグ駅に着いた。ホテルに戻り、夕食を食べに向かう。が、結構雨が降ってきたので、遠くのお店に行く気力は失せてしまい、ホテル近くで探すことに。カフェっぽいお店を見つけたので入ってみる。

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カレーがあったので、サラダと共に注文。好きなものを取ってお会計をする食堂システムだった。IPAビールがあったので合格! サラダは、謎のドレッシングがかかっていて酸っぱすぎ。カレーは普通に美味しい、IPAは絶品。雨が降っているので、今日はおとなしくホテルに戻って就寝。


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