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只見線に癒しの旅に出かけるも雪なし [旅行記]

妻の先輩が出産で三重に帰省しており、この3連休に遊びに行くという。帰り、静岡の実家にも立ち寄るとのこと。私一人、家にいても仕方がないので、18切符を使って旅に出ることにした。ストレスだらけの年始だったので、鈍行列車の旅に出れば、少しは癒しが得られるのではという淡い期待を抱きながら出発。日本一雪深い地区を通る只見線を乗りに向かった。

時刻表を調べると、高崎からイベント列車としてSLが出ている。快速扱いなので、着席指定券を買えば18切符でも乗ることができるようだ。1人席は空きがあったので、初SLに乗ってみることにした。

が、早速、トラブル発生。どうも今年は出だしが本当に良くない。東上線が遅延していて、大宮から乗る予定の高崎線に間に合わない。ということは、せっかく予約したSLに乗ることができない・・・。あぁ~と溜息とついていると奇跡がおき、なんと高崎線も10分遅延。大宮駅で猛ダッシュして、無事、乗り換えることができた。良かった。

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これを気に、運気が好転しないだろうか。結局、高崎線は遅れを取り戻すことはなく10分遅れで高崎駅に着いたが、SLが待っていてくれたので、なんとか乗ることができた。

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ほっと一安心。初めてのSLだが、乗ってしまったら、蒸気機関車を見ることができず、ただの客車。蒸気を使った暖房らしく、趣はあるのだが、説明がないと良く分からない。

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イベント列車なので、SLクイズ大会が開催される。迂闊にも勝ち残ってしまい、「まだ残っている方は立ってください」と言われ、恥ずかしい思いをする。その後のじゃんけんで負けて座ることができた。良かった良かった。イベント列車なので車窓の説明を丁寧してくれ、へーと思いながら眺めているうちに渋川駅に到着。しばらく停車するのでSL撮影タイムになった。

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なかなかの迫力。まさかの逆光で、きれいに撮影できず。

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SLは水上まで走るのだが、私はここでお別れ。のんびりとSLで移動したら、只見線に間に合わないので、ここからは普通の在来線に乗って、水上経由で小出駅まで移動する。越後湯沢あたりは積雪していたが、小出はほとんど雪がなくて、拍子抜け。

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ここから念願の只見線に乗り込み、秘境に突き進む。

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途中雪深いエリアを通過するが、日本一の豪雪というレベルでもない。これからどんどん雪深くなるのかなぁと思いきや、逆に雪はなくなり、静かな田舎風景になってしまった。がっかりである。

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以前振った大雨のせいで只見線は全線復旧しておらず、只見駅からは代行バスで移動。観光バスみたいなものを想像したのだが、ただのワゴン車で、趣もなにもなく、ひたすら国道を爆走。電車が復旧している会津川口駅までノンストップで連れて行かれた。相変わらず雪がない。

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お腹がすいたのでお店を探すが、コンビニも定食屋も何もない。駅の売店でも食事になるようなものは売っていない。笹モチというのがあって、店員に聞くと、もち米にきなこをまぶし、笹でまいたものらしい。多少空腹を満たせそうなので購入し電車の中で食べるが、きなこが大噴射して大変だった。車内を汚してしまい申し訳ないです。

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雪のない只見川の景色が続き、目的地である早戸駅に到着。

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驚くほど何もない駅である。途中下車した目的は、ここから徒歩10分程度のところにある早戸温泉に行くため。徒歩で歩いてよいのか微妙な国道を10分くらい歩き(途中、トンネルまであって冷や冷や)、ようやく早戸温泉つるの湯に到着。

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きなこ餅しか食べていないので、湯に浸かる前に食事。温泉施設の横に掘っ立て小屋があり、そこで食事ができるという。肉うどんがあったので注文。まぁまぁ美味しかった。

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お腹もいっぱいになったので、いざ温泉へ。只見川沿いの露天風呂は狭かったが、景色は抜群で、泉質もなかなか良い。次の電車まで3時間以上あったので、かなりゆっくりと温泉を楽しむ。一度、お風呂をあがり、休憩処でごろ寝。そして、もう一度、露天風呂。合間にTOEICの勉強をしながら、優雅に早戸温泉を楽しんだ。早戸駅まで送ってくれるというので、温泉施設の車で送っていただいた。雪がないのが残念だと言うと、例年は豪雪と言う。からっきし雪がないのは初めてらしい。今度は雪深い日にたずねますね、と言ってお別れ。程なく、1名しか載っていない只見線がやってきて、会津若松まで移動。すっかり日は暮れ、車窓は真っ暗なので、TOEIC対策の本を読みながら、くつろぐ。

会津若松に着いたら、宿泊先の会津若松ワシントンホテルにチェックイン。雪はなくても、真冬の会津若松はさすがに寒い。駅前のココメデタイヤで中華そばをいただく。

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店内は結婚式披露宴帰りと思われる地元のやんちゃ野郎がたむろしていてうるさかったが、ラーメンは独特な味ながらも不思議に美味しい。油多めで、寒さに打ち勝つことができる保温食品だった。駅からはだいぶ遠いのだが、鶴ヶ城近くに「時さえ忘れて」といういい感じのビアバーがある。寒いので行こうかどうか迷ったのだが、帰っても寝るだけなので、行ってみることに。20分くらい歩いてお店に到着。ここがアタリだった。

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ビールも食事も美味しく、そしてお店は静かで、実にしっくり来た。ビールをいっぱい飲み、いろいろ物思いにふけ、少しだけストレスが解消したような気がする。今日は会津若松でおやすみなさい。


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